大阪府茨木市50代男性:右下奥歯を抜歯してインプラント2本埋入

  • 2017年04月24日
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大阪府茨木市50代男性の症例です。
右下奥歯を被せ物にしていましたが、歯がぐらぐらし出したためかかりつけの歯科を受診したところ歯根が割れてしまっており、やむなく抜歯となりました。

一番奥の歯を抜歯しておりますので、この場合はブリッジは出来ません。そのため抜歯後の治療は入れ歯かインプラントかの二択になります。大臼歯の場合は入れ歯で噛む力がかなり弱くなるため、しっかり噛めるようになる事を第一目標として、インプラントを選択されました。

ブリッジ、入れ歯、インプラントの噛む力の比較


一般的に、ブリッジでは健康な歯の80%程度しか噛む力が出ないとされています。部分入れ歯の場合は35%、総入れ歯の場合は健康な歯と比べて11%しか噛む力が出ません。

入れ歯の場合の噛む力がとても弱いので驚かれたのではないでしょうか。入れ歯で噛む力があまり出ないのは、ものを噛むときに主に歯ぐきが噛む力を支えることになるせいです。骨で支えるようにしないと、強く噛む力は出ないということです。

これらに比べるとインプラントは健康な歯と比べて遜色なく噛むことができます。
もちろん良く噛めるに越したことはないのですが、だからといって何が何でもインプラントをおすすめするわけではなく、患者さんの失った歯の場所や本数、他の歯の状態、骨の状態、全身の健康状態等を考慮して治療方法を選んでいくことになります。

抜歯すると歯根膜がなくなってしまう


食事中はずっと同じ力で噛んでいるわけではなく、食べ物の硬さや大きさによって無意識のうちに力を加える程度を調節していると思います。それでも「一口30回は噛みましょう」とよく言われるように、食べ物をしっかりとすりつぶして細かくして食べていれば、一回の食事で何百回も噛むことになりますので、歯にはかなりの負荷がかかっています。

健康な歯は食事のたびに何百回も噛むことに耐えうる構造になっていますが、入れ歯やブリッジですとそうはいきません。それは抜歯したことで、歯根膜がなくなってしまうからです。

歯根膜とは歯槽骨と歯根の間にある薄い膜のことをいいます。歯と骨をつないでいるだけでなく、食べ物の硬さを判断して噛む力を調整する役割があります。物を噛むたびに歯は強い力を受けますが、この歯根膜がクッションのようになって歯と骨を守ります。

一方、インプラントは歯根膜はありませんが、治療後のメンテナンスをしっかり行うことで健康な歯とほぼ同じ噛み心地を得ることができます。

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