兵庫県川西市30代女性:左上小臼歯にインプラント埋入

  • 2017年05月30日
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兵庫県川西市30代女性の症例です。左上顎の小臼歯が乳歯のままでした。
下から永久歯が生えてこない先天性欠如歯であることから、出来るだけ長く乳歯をもたせるように治療してきましたが、遂にグラグラし始めたため抜歯してインプラントを埋入しました。

生まれつき歯の本数が足りない先天性欠如歯について


人の歯は乳歯が20本、永久歯は第三大臼歯(親知らず)を除いて28本生えます。しかし生まれつき歯の本数が足りない方がおられ、「先天性欠如歯」と呼んでいます。

通常永久歯は6才頃から生え始めて12歳頃に親知らずを除くすべての永久歯が生え揃います。歯の元になる歯胚はお母さんのおなかの中にいるときに作られて、永久歯の歯胚もその時に作られます。

生まれつき歯の本数が足りない先天性欠如歯の原因は残念ながらよくわかっていませんが、近年発生率が増えてきています。先天性欠如歯は乳歯にも永久歯にも見られますが、永久歯が生えてこない場合は乳歯を出来るだけ長くもたせなければなりません。

しかし乳歯は永久歯と比べると根っこが浅く、歯質が永久歯よりも弱く虫歯になりやすいという特徴があります。一生ずっと使う永久歯と比べると大きさや強さが足りません。そのため一生乳歯を残すことは難しく、30~40代で抜けてしまいます。この患者さんも乳歯のケアについてはとても気を使っておられたのですが、とうとうグラグラになってしまいました。

先天性欠如歯はお子さんに多く発生しているため、永久歯に生え変わるのが遅いと感じたら、レントゲンを取って調べてみてはいかがでしょうか。見た目ではわからないため、ぜひ歯科にご相談ください。

乳歯が抜けた部分にインプラントを埋入


先天性欠如歯の場合は乳歯が抜けてしまっても下から永久歯は生えてきません。そこで乳歯を抜歯した部分にインプラントを埋め込んで、かぶせ物を取り付けると永久歯の代わりになる人工の歯が出来上がります。

歯がない場合の治療法はインプラントの他にブリッジ、入れ歯がありますが、インプラントは他の2つの治療法と比べて隣の歯への負担がかからないため、結果的に他の歯をいためることがないという大きなメリットがあります。

インプラント埋入後、骨とインプラントが結合する間は何も治療は行わず、待つ期間になります。インプラントがしっかりと固定されたら型取りをし、義歯の製作に入ります。出来あがってきたセラミックの上部構造を取り付けると美しい歯が入ります。

しっかり噛めるように咬み合わせを調整して、ひとまず治療は終わります。今後は定期的にメンテナンスにお越し頂き、口腔内全体のクリーニングで歯周病にならないように対策していきます。

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