大阪市阿倍野区60代男性:上顎の左右にインプラント3本埋入



大阪市阿倍野区60代男性の症例です。
歯周病で上顎の奥歯を左右で合計3本失っておられました。入れ歯をご使用でしたが、噛みにくい、喋りにくい等の問題があり、あまり使っておられませんでした。

入れ歯を作りなおしても結局使わなくなるかもしれないため、思い切ってインプラント治療を受けてみようと思う、とのことで当院に相談にみえられました。

60代でも骨量が十分にあって健康体


上顎の奥歯付近には上顎洞と呼ばれる大きな空洞があります。歯が抜けると、歯根が埋まっていた部分の骨が吸収されて減ってしまうのですが、上顎の奥歯を失うと、上顎洞が拡大してしまいます。

そのため、インプラントを埋めるために必要な骨の厚さや幅が足りないということが起こりがちで、従来から上顎洞へのインプラントは難しいといわれていました。

しかしこの患者さんは骨がしっかりしており、インプラント可能な状態でした。色々お話を伺ってみると、若い頃はトライアスロンの選手で、今でも日常的に愛犬と一緒にランニングをしたり、クロスバイクで近くの山に出かけたりされているとのことです。
奥様が栄養バランスを考えた食事を3食作って下さるのも、健康に大いに貢献していると思います。骨の質や厚みに関しては運動や食事だけが理由というわけではありませんが、このような生活を送っておられることが全身の健康にプラスになっていることは間違いないと思います。

昔でしたら60代は老人の仲間入りだったかもしれませんが、最近の60代の方は活動的で体力があり、本当に若々しいです。平均寿命が延びて、人生100年時代ともいわれますが、中高齢の方々が若々しく体力が十分にあるのを目の当たりにすると、本当に頼もしく感じます。
もしかしたら、若い世代の方が体力に自信のない方が多いかもしれませんね。

インプラントについてのご説明


さて、インプラントについて少しご説明しましょう。
インプラント治療とは、チタンなどで出来ている人工歯根を顎の骨に埋め込んで、その上に人工歯を取り付けることで歯根から義歯を作る治療方法です。

インプラントと聞くと「高い」とか「危ない」とか思われる方もおられるでしょうが、インプラント技術はどんどん進歩しており、CTスキャンを元に治療計画を立てる安全な治療方法が確立されております。保険のきかない自由診療なので治療費は医院によってまちまちですが、概ね技術の水準に合った価格設定がされています。

ブリッジや入れ歯では解決できなかったお悩みがインプラントで解決出来る場合もあり、患者さんのお悩みに応じてインプラント治療をしております。

隣の歯を削って大きな被せ物をかぶせるブリッジや、隣の歯や歯ぐきなどを利用して義歯を支える入れ歯とは違い、インプラントは直接顎の骨に埋まっているので、しっかりと噛む力を受けとめられます。見た目はご自身の天然の歯と全く変わりませんし、違和感がないのも特徴です。

大阪府守口市50代女性:上顎前歯にインプラント3本埋入



大阪府守口市50代女性の症例です。
むし歯がひどくなり、前歯3本が抜歯になってしまいました。
とても目立つ場所なので、インプラントで審美的にも美しく治療しました。

他の歯に負担をかけないという考え方


上顎前歯を複数失っておられる場合、以前の治療では残っている歯を削って大きなブリッジをつけて治療する、またはバネをひっかけて入れ歯を付けるという方法で治療していました。

しかし現在では、ブリッジはきれいな歯を数本削らなければならないということ、そして入れ歯はバネが見えてしまうしバネをひっかける歯に負担がかかるということを、歯科医師が積極的に患者さんにお話しするようになり、インプラントを選ぶ患者さんが増えてきています。

残っている歯を削ったり負担をかけたりせずに、欠損した歯を義歯で補うという考え方が広まっています。実際に、インプラントで治療するととても美しい仕上がりになり、ものが噛みにくいとか発音しづらいといったことが起こる心配もありません。

ブリッジを切断してインプラントにする方も増えています


少し前までは、入れ歯が合わなくてインプラントにしたいという患者さんが多く来られていました、最近では、他の歯を痛めない方法で治療したいというご希望が増えてきています。例えばブリッジにしておられる方が、ブリッジに不具合があるわけではないが、支台にしている歯を痛めたくないので、真ん中の義歯の部分にインプラントを希望されるといったケースです。

確かに、ブリッジがぐらぐらになってしまってからでは、支台の歯のいずれかが抜歯になる場合が多いです。そうなる前にインプラントを、と前向きに治療に向かわれるというわけです。

それらの患者さんは、ブリッジにする前にインプラントを知りたかったとおっしゃいます。最初からインプラントのメリットを知っていれば、ブリッジにせずにインプラントを選んでいたのに、と後悔されます。

しかし遅すぎることはありません。ブリッジを切断してインプラントを埋入することで、支台の歯は今後は負担を免れますので、その分長持ちするはずです。

若い患者さんもインプラント


若い患者さんは健康な歯がたくさんあることから、歯が1本悪くなって抜歯になったとしても両隣に健康な歯がありますから、それらを削ってブリッジをすることが出来ます。特別な手術も要らず、治療期間も短いため手軽な治療方法と考えられてきました。

しかし、最近では健康な歯を削りたくないとおっしゃる患者さんが増えてきています。寧ろ殆どの患者さんが、出来る限り歯を削りたくないという気持ちをお持ちだと思います。
インプラントは他の歯を削ったり負担をかけたりすることがないというメリットが良く知られるようになり、最初からインプラントを希望される患者さんもおられます。

特に初めて歯を失った方には、インプラントに大変メリットがあると感じます。

大阪府吹田市60代男性:オールオン4で上顎を全体的に治療をしました



大阪府吹田市60代男性の症例です。
オールオン4で上顎を全体的に治療をしました。この患者さんの場合は5本のインプラントで上顎全体の歯を支えています。

オールオン4、オールオン6の特徴


一般的にオール・オン・フォー、オール・オン・シックスといわれていますが、これらは歯が全くない総入れ歯の方や、歯が殆どない方に対して4本~6本のインプラントでほぼすべての歯を支えるという方法です。

オールオン4が開発されるまでは、インプラントは失った歯の数だけ埋入するのが普通でしたので、かなりの本数を埋入することになり、患者さんの身体的負担や治療費がかなり大きなものになっていました。

オールオン4、オールオン6の場合はインプラントが4~6本で済みますので、多くのインプラントを埋入する場合と比べると手術時間が短く、患者さんの身体的負担も少なく、治療費も抑えられます。

4~6本のインプラントで1日で噛み合わせを回復


オールオン4、オールオン6はたったの4~6本のインプラントで全ての歯を作ることが出来ます。日本人の場合は欧米人と比べて骨が弱いため、6本のインプラントを使う場合が多いです。

更に、たった1日で手術が終わるのもオールオン4のメリットです。
顎全体にインプラントを埋入する場合、骨が薄い部分があると骨造成の処置をしなければならず、骨が出来るまでには6ヵ月近く待たなければなりません。

オール・オン・フォーはCTで骨がある部分を探し、その部分にインプラントを斜めに埋め込みます。斜めに埋め込むことで噛む時の力を分散できるため、たったの4~6本で全ての歯が作れます。

インプラントを長もちさせるために


インプラントの治療費はそれ以外の治療と比べると高額です。せっかくキレイにインプラントで治療した歯を出来るだけ長もちさせたいというのは、患者さん皆さんの願いだと思います。

とても基本的なことになりますが、インプラントを長もちさせるために一番重要なことは、毎日の歯みがきをていねいに行い、インプラントで入った歯を大切に扱うということです。
具体的には、ていねいな歯みがきに加えて、3~6ヵ月に一度の定期検診を受けていただくことが必須になります。

みがき残しが多い方には、定期健診の際に歯科衛生士が正しいみがき方をご説明します。インプラントを長もちさせ、残っている天然の歯も健康に保てるよう、ぜひとも正しい歯みがき方法を身につけてくださいね。

オールオン4は修理が可能


オールオンフォーはフィクスチャー、アバットメント、ブリッジという3つの部分から成り立っています。もし修理が必要になった場合は歯科医院で外せますし、その他にもネジの調節や点検を行うことが出来ます。取り外してのメンテナンスが必要かどうかは医師が判断します。

兵庫県芦屋市70代女性:オールオン6で上顎全体の治療



兵庫県芦屋市70代女性の症例です。
歯周病で歯がぐらぐらになっており、毎日不安に過ごしておられました。
ぐらぐらしている歯は残せる状態ではなかったため、上顎を全てオールオン4(オールオン6)で治療することになりました。

総入れ歯の患者さんにインプラントで固定の歯を


オールオン4は総入れ歯の方向けの治療です。歯が1~2本しか残っていない場合に、抜歯してオールオン4で全体的な治療を施す場合もあります。

当院では総入れ歯の患者さんから様々なご相談をいただきますが、その多くが「良く噛めない」「息が漏れて会話がしづらい」「外れやすい」というものです。

取り外し式で、取り外してきれいに洗えることが総入れ歯の特徴ですが、しっかり固定されないという欠点もあります。また、お口の形状に合っていない場合は食べ物が挟まったりして痛みが出る場合もあり、ぴったり合うように調整することは熟練した歯科医師であってもなかなか難しいものがあります。

そのような方がオールオン4(オールオン6)でインプラントにすると、義歯がしっかりと固定されているためによく噛めるようになります。

オールオン4ならではの特徴


更に、オールオン4では、歯の本数分のインプラントを埋め込む場合と比べて埋入本数が4~6本と格段に少ないために身体的な負担や治療費の負担が少なく済みます。

上下顎にはそれぞれ歯が16本ずつあります(親知らずを含めます)。その1本ずつをインプラントで埋入していくと、大変時間のかかる手術となり、長時間麻酔をする必要がありますし、術後の腫れや痛みも大きくなります。また、1本1本のインプラントのメンテナンスが必要になりますので、大変な手間になります。もちろん治療費もかなりの額になります。

総入れ歯で生活した年数が長い場合は、骨の吸収も多くなっていますのでインプラント治療をするには骨が足りないということも起こり得ます。その場合は骨を作る処置を行いますが、骨が出来るまで半年程度かかります。

オールオン4は義歯を支えるための力を均等に配分するために、奥歯側のインプラントを骨のある部分を狙って斜めに埋入します。実際には4本のインプラントでは支えきれずに6本の埋入になるケースが多いです。

オールオン4(オールオン6)の義歯は全ての歯が一体になったもので、前歯の審美性が高く、強度も申し分ありません。
総入れ歯でお困りの方は一度ご相談くださいね。総入れ歯の方だけでなく、残っている歯の本数がごく少ない方もオールオン4にされる場合があります。

大阪府八尾市30代男性:右下の奥歯にインプラント1本埋入して治療



大阪府八尾市30代男性の症例です。
むし歯がひどくなって来院されましたがかなり深い部分までむし歯になっており、抜歯しなければならなくなりました。

患者さんはまだお若く、隣の歯もしっかりしています。ブリッジにしても良いのですが、両隣の歯を削るというリスクについてお話したところ、インプラントを希望されました。
インプラントは他の歯を削って痛めることがないため、1本だけ歯を失った場合にはお勧めです。

ブリッジ、入れ歯の隣の歯への影響


歯を1本失った時にブリッジ、部分入れ歯という治療を選んだ場合、どうしても隣の歯に影響が出てしまいます。
ブリッジは3本連結のかぶせ物をかぶせるために両隣の歯を大きく削らなければなりませんし、入れ歯も両隣の歯にバネをかけて安定させる形になります。

通常、歯は1本1本独立して生えており、互いがぴったりとくっついて押し合うことでキレイなアーチを作ります。ブリッジ、入れ歯では単純に考えると1本の歯に1本半分の負担がかかることになります。通常の1.5倍ですから、かなりの負担になります。

そのため、ブリッジを支えている歯や、入れ歯のバネをひっかけている歯は、将来的に痛みやすい状態になります。十数年たってから、それらの歯が、例えば歯根が割れてしまったりして抜歯しなければならなくなったとします。

すると、欠損歯は今まで1本で済んでいたものが2本に増えてしまいます。2本の欠損をカバーするためには、もう1本削って大きなブリッジを取り付けるか、または大きな入れ歯に変えることになります。

更に数年後、また支えにしている歯がダメになったら・・・。考えると恐ろしいですよね。

1本目の欠損をインプラントで補うと・・・


さて、初めて歯を失った時に、ブリッジや入れ歯ではなく、インプラントで治療をした場合はどうでしょうか。
インプラントは歯が生えていた部分の顎骨に人工歯根を埋め込んで歯を作っていきます。つまり天然の歯と同じく、1本が独立した形で生えています。そのため隣の歯を削ったりバネをひっかける必要がありません。

噛む力はインプラントの人工歯根がしっかりと受け止め、隣の歯に迷惑はかけません。これがインプラントの大きなメリットです。

特に最初の1本の欠損をインプラントにすると、他の歯を全くいじることなく治療出来ますので他の歯を守るという言い方も出来ます。長い目で見るとお口全体の健康に大きな恩恵があると思います。

かといって、絶対にインプラントでなければならないということはありません。インプラントは保険のきかない自由診療ですので、かなり高額な治療費がかかります。あくまでも各治療法のメリットとデメリットの両方を明らかにして、歯科医師が患者さんと話し合いながら、患者さんの現在の状況で一番好ましい治療法を選んでいきます。