脳の健康のために、よく噛んで食べましょう

 入れ歯やブリッジに代わる歯科治療として、最近ではよくインプラントが話題にのぼります。インプラントとは、チタン製の人工歯根を顎骨の中に埋込して、その上に人工の歯を作るという治療方法です。インプラントは直接骨に埋め込まれることによって、顎の骨が痩せることがなく、両隣の健康な歯を痛めることがありません。しっかりと骨に固定されますので、堅いものも噛めて、まるで天然の歯のように快適です。このようにメリットの大きいインプラントですので、歯でお困りに方は、一度専門医にご相談ください。

 さて、物を良く噛むことによって、脳の働きが活発になるといわれています。また、良く噛むことは、消化促進や肥満予防にもつながるそうですね。味や香りなどの五感への刺激に加えて、噛むという動作で脳に刺激を与えられるからだそうです。

 小野塚實・神奈川歯科大教授は、これまでに65歳以上の高齢者1000人以上を対象に、かむことと記憶の関係について調べて来られました。高齢者に64枚一組の写真を覚えてもらって、数枚を差し替えたもう一組の写真を見て「同じものを見たかどうか」を答えてもらうテストをしたところ、約2割の人はガムを2分間噛んだ後に記憶してもらったときのほうが、噛まずに記憶したときより正答率が15%以上アップしたとのことです。15%アップということは、はっきりとした効果があったと言ってもいいと思います。

 脳からあごを動かす筋肉に信号を伝える神経を、「三叉(さんさ)神経」といいます。三叉(さんさ)神経は、歯ごたえなど歯や口の粘膜の感覚を脳に伝えるルートでもあります。更に、三叉神経は、覚醒(頭がさえた状態)をコントロールする「脳幹」と呼ばれる部分につながっているため、何かを噛むことによって脳幹に刺激が伝わると、脳の覚醒につながるのだそうです。

「よくかむこと」の目安として、厚生労働省などは「一口30回」を例に挙げています。数えるのが面倒臭い方は、卓上カレンダーの日付を目で追っていくといいですよ。また、食物繊維を多く含む食品を食べるときは、意識しなくても30回程度噛んでいるそうです。噛むことで刺激が脳に伝わると、認知症予防にも繋がるかもしれませんね。

北大阪インプラントセンターでは、インプラントの無料初診カウンセリングを行っています。専門医があなたの治療方法、治療期間、治療費等のご質問にお答えします。

  • 投稿日時:2010年10月26日
  • 記事分類:歯科