虫歯菌と赤ちゃん

 歯にまつわる話として、ここのところ常識のように言われているのが「赤ちゃんとか子どもに口移しで食べ物をあげたり、キスをしたりすると虫歯菌がうつってしまう」というものです。実際、最近の母親のほとんどは、こういった教えを守っていて、祖父母が自分の食べているものを柔らかくして幼児に与えるということに嫌悪感を覚える人も少なくありません。でも、実際のところ、この話ってどうなんでしょうね。

 調べてみたところ、たしかに新生児の口腔内には虫歯の原因となる菌は存在してなくて、生後、周囲から入ってくるというのは確かなようです。

 しかし、虫歯菌というのはけっこう強いので、実際には赤ちゃんの口に侵入することを100%確実に防ぐことはほぼ不可能なんだそうです。ありとあらゆる虫歯予防法を併用することで虫歯菌が増殖するのを遅らせることはできるみたいですが、そういった実験的な環境でなく、単に食器を他の家族と共有しないとかキスをしないといった程度の心がけで虫歯菌がうつるのを防ぐことは無理なんだとか。

 ですから、普段から子どもに虫歯菌がうつらないように努力している人でも、その大半は既に手遅れ(というか無意味)な状況になっているので、あんまり神経質になるのは無駄みたいですよ。

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  • 投稿日時:2011年09月27日
  • 記事分類:歯科