インプラントは永久歯の先天性欠如の強い味方

近年、子どもの歯並びが悪くなる一方です。それは食生活が変わって硬いものをあまり食べなくなった結果、顎の骨が発達せず、小さな顎に全ての歯が並びきらないためだと言われています。

子どもの10人に1人は永久歯に先天性欠如がある?





永久歯に先天性欠如があり、永久歯が生えてこない部分のある子どもも増えてきています。日本小児学会の公開講座では2010年の段階で、1本以上の永久歯が生えてこない子どもが10%いるという調査結果が発表されています。
10%といえば10人に一人ですから、かなりの確率になりますね。


永久歯に先天性欠如がみつかったらどうしたらいい?





このような永久歯に先天性欠如があって永久歯が生えてこない場合は、その部分の乳歯を大切に一生使うことになります。ただし、大事にしても乳歯が一生もつことは極めてまれで、大体は大人になる頃にはぐらぐらし始め、抜けてしまうことが多いです。

その後は入れ歯やブリッジをしなければならないかというと、近年ではインプラントをする方が増えています。入れ歯をするには若すぎるし、ブリッジは健康な歯を2本削らなければならないというのがその理由です。ただし、インプラント治療を受けるには成長期が終わっていなければなりません。だいたい16才くらいからインプラント治療が可能になります。

大切な乳歯が抜けてしまった場合はすぐに治療しましょう


乳歯が残っている間は問題無く噛めますが、抜けてしまってからは速やかに治療して歯のない部分を補わねばなりません。何年も放置すると隣の歯が空いたスペースに倒れてきたり、全体の咬み合わせが悪くなることがあります。若い方の歯周組織は柔らかいため歯が動きやすく、注意が必要です。

何れにしても、永久歯に先天性欠如がある場合は定期的に受診し、歯科医師の指導のもとに日常生活を送っていただくのがよいと思います。

ちなみに、先天性欠如の原因はわかっていません。栄養が足りないからとか、人間の顎が退化していっているから等と言われていますが、実際には原因不明とされています。そのため予防も出来ない状態にあります。