インプラントの安全性・・・上顎2



 

こんばんは、松本です。今日は昨日に引き続き、上アゴにインプラントを埋め込む場合の安全性における注意点として、血管の話をしたいと思います。

 

 



上の顎には下の顎ほど大きな血管はありませんが、注意が必要です。一番注意が必要なのは大口蓋動脈(だいこうがいどうみゃく)という比較的大きな動脈です。

この動脈は上の奥歯の一番奥のところから始まって奥歯の内側を通り、前歯の近くまで伸びています。

インプラントを親知らずくらいの奥に埋め込む場合には絶対に傷つけないようにしないといけません。特に、総入れ歯をされてる方は骨が吸収して溶けてるため、その位置がわかりづらくなっています。

歯ぐきを切ってめくる時にかなり慎重に行う必要があります。

 

あと、上アゴの骨の一番後ろ側のところには大きな静脈叢(じょうみゃくそう)という、静脈のかたまりがあります。ここは、昨日お話した上顎洞を避けて上アゴの骨の一番奥にインプラントを埋め込む時に、傷つけないようにすることが肝要になります。

そのためにはCTで上アゴの形をしっかり見極め、絶対に骨の一番後ろを突き抜けないようにすることで防げます。

しっかりとした解剖学的な知識とCT等による診断、そして慎重な手術によってこれらのことは当然のように防げますのでご心配なさらないで下さいね。

北 大阪インプラントセンター 総院長 松本正洋