不安を解消:インプラント手術は危険?

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インプラントの手術は危険?


インプラントの手術時に気をつけなければならない場合があります。
安全に手術ができるよう、状況をきっちり把握し、細心の注意を払うことが重要です。

◆神経や血管の近くにインプラントを埋め込まなければならない場合

 骨や神経や血管などの形や位置は複雑です。神経や血管の近くにインプラントを埋め込まなければならない場合には十分な検査・計画・無理な手術を行わないことが重要です。まず、レントゲンやCTを撮影し、手術計画を立てます。CTはレントゲンではできない3D画像が撮影できるため、細部まで確認することができ、インプラント手術には重要な役割を果たします。手術に使うインプラントの長さについても注意し、比較的短いものを使用して、なるべく神経や血管から遠ざけて埋入します。HAインプラントという骨を呼び込む性質のあるものを使うことで、長さが短くても強く骨と結合します。

インプラントの際に注意する神経・血管の説明図


◆上顎洞を持ち上げて埋め込む場合

 上顎洞という頭蓋骨の中の空洞が大きい方の場合インプラントを埋め込む骨がなく、上顎洞を持ち上げ、持ち上げたところに骨を作って埋め込む手術をします。手術によって顔が腫れたり、感染が起きたりすることがあります。上顎洞を持ち上げる方法には2種類あり、サイナスリフトという方法は比較的体への負担が大きく、鼻血が出たり、顔が腫れます。また、感染のリスクがあります。もうひとつの方法のソケットリフトという方法は、体への負担が小さく、感染のリスクが減ります。現在は体への負担の少ないソケットリフトで行うことが多いですが、患者さんの状態によってサイナスリフトでしか手術できない場合もあります。

サイナスリフト

ソケットリフト


◆手術中の血圧や脈拍等の大きく変動する場合

血圧、脈拍、血中酸素濃度、脈派などのモニタリング 手術中はモニタリングをし血圧・脈拍・血中酸素濃度・脈拍を確認しています。手術中に血圧などが大きく変動すると危険なため、それを防ぐためにも手術中のモニタリングは重要です。また心臓病や高血圧の持病がある方は内科の担当医に状態をコントロールしてもらいます。状態に応じて麻酔科医師が立ち会って手術を行うこともあります。




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CT撮影により安全に手術できる

 下顎の場合でご説明しますと、下顎管というものがあり、動脈神経が走っています。インプラント手術は、動脈の近くに穴をあけてインプラントを埋め込むわけですから、単純に考えたら危険と感じる方が多いと思います。

 ところが、結論を先に言いますと、CT撮影をすると動脈神経の走り方が立体的にはっきりわかるため、それを踏まえて手術を行えば危険はないです。
 ただ昔は、街中で最も大きな総合病院でさえCTがありませんでした。その頃はどうやってインプラントをやっていたのかというと、普通の平面のレントゲンを撮って、神経や血管の走り方を概ね予測して、安全域をとって距離を離して埋め込んだり、短いのを埋め込んだりして、安全を保っていました。

 今は、CTがありますから、神経や血管を傷つけるという心配はないです。