インプラントの学会でハワイのホノルルに行って来ました。
今回はIDIAという学会です 。INTERNATIONAL DENTAL IMPLANT ASSOCIATIONの略です。
メインスピーカーは、アメリカのマイアミ医科大学口腔外科の、アラン・ガーグ教授でした。アラン教授は、PRPと言って、人の血液を遠心分離して、その中から血小板や成長因子だけを取り出すことに世界で初めて成功した人です。
▲ホノルルの学会会場です。アラン教授と記念写真を撮りました。
インプラントの手術の際に骨が足りない患者さんは、たくさんおられます。その場合は、骨を増やしてインプラントをする訳ですが、PRPは自分の骨を再生させる能力が強く、非常に有効です。
そのPRPの原理から、精密な作り方や、使い方まで、分かりやすくお話をされた後で、PRPの実際の治療例をたくさん発表されました。まったくと言っていいくらい骨がない患者さんも、アラン教授のPRPを使った治療で骨がたくさんでき、結果的に素晴らしいインプラント治療をされてました。
当院でもPRPは今以上に積極的に使って行こうと思いました。
▲アラン教授が書かれた本の日本語訳版です。
その他では、骨の幅が少ない患者さんの、骨の幅を増やしてインプラントをする方法のお話でした。歯を失って年月が経つと骨の幅が細くなってしまいます。そんな患者さんに対して骨の幅を拡げて、インプラントができるようにする方法です。
アラン教授のやり方は、骨の幅ミリ数によって厳密にやり方を分けておられ、それぞれについて詳しくお話しされました。例えば、専用のドリルで骨をじわじわ拡げたり、あるいはスプレッティングと言って、骨を切って割って物理的に骨を増やすなど、素晴らしい症例が多かったです。当院でも行なっていますが、よりレベルアップを目指したいと思いました。
▲上アゴの前歯の骨の幅を拡げてるところ。
また、上顎洞と言って、上アゴの奥歯の根っこの上の方の骨は空洞になっていて誰でも穴が空いています。その穴が大き過ぎると、そこにインプラントは出来ないのです。
その上顎洞を持ち上げる手術をサイナスリフトと言いますが、その手技についても喋られました。特に、患者さんに優しく安全に行う方法について詳しく話されました。当院でもサイナスリフトは頻繁に行なっていますが、アラン教授話は凄く勉強になりました。
▲アラン教授が、サイナスリフトについて熱く語ってるところ。
他にも日本人スピーカーも含め、非常に多くのお話がありましたが、何とか修了証を頂きました。
▲インプラントの修了証です。(3月16日は外科矯正の実習を別の場所で受けましたので日付は17、18になってます)
▲講演の合間に一緒に撮って頂いた写真(私はラフなシャツで失礼しました)
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