「 2017年05月 」一覧

サイナスリフトで増骨後インプラント2本埋入

大阪市大正区50代男性:左上を増骨してインプラント治療


大阪市大正区50代男性の症例です。
左上にインプラントを入れたいと希望されましたが、骨が薄くなっており、そのままではインプラント埋入が出来ません。

インプラント埋入には骨の幅や厚さが必要

インプラントは骨にネジ状の人工歯根を埋め込みますので、手術をするためにはしっかりとした骨にインプラントが囲まれる状態でなければなりません。骨が薄い部分に無理にインプラントを埋め込むと、骨が割れてしまったり、インプラントが上顎洞といわれる空洞に突き抜けてしまうという事故が起こる危険が高くなります。

それを防ぐためにはサイナスリフトと呼ばれる増骨の処置を行います。この患者さんの場合はサイナスリフトの前に歯科衛生士によるクリーニングを何度か受けていただき、歯ぐきの状態を改善しました。

上顎へのインプラントは難しいと言われている

上の歯のインプラントは下顎に比べると上顎は骨が少ないため難易度が高いとされています。そのため熟練していない歯科医師は、上顎へのインプラントを出来るだけ避ける方もおられると聞きます。しかし上顎へのインプラントを希望される患者さんが多くおられる以上、当院の歯科医師はしっかりとした技術を身に付けて安全な対応を行っています。

上顎の奥歯の上には、上顎洞と呼ばれる骨の空洞が存在します。目の下から鼻の横にかけての位置になります。上顎洞があるために上顎の骨が薄くなっていて、インプラントを埋入するだけの高さがないというケースがあります。

それを無視してインプラント手術を強行すると、インプラントが骨を突き抜けて上顎洞内に飛び出てしまい、やがて上顎洞内に落ちてしまうということになりかねません。そのため、骨の厚さを増すためにソケットリフトまたはサイナスリフトという処置を行います。

この患者さんの場合は、骨が極端に薄かったためにサイナスリフトを行いました。

サイナスリフトについて

上顎洞には上顎洞粘膜と呼ばれる薄い膜がはりついており、その粘膜を骨からはがして上に持ちあげます。持ち上げて出来た空間に骨補填材を入れるのがサイナスリフトで、これは大変技術のいる処置です。

サイナスリフト

数か月後に骨補填材の部分がしっかりとした硬さのある骨に変わったらインプラントを入れる手術を行います。この患者さんは骨の出来るのが早かったため、治療期間も少し短縮出来ました。

上顎洞粘膜の挙上量が少ない場合はソケットリフト、大きい場合はサイナスリフトという処置を行います。サイナスリフトの処置後は、しばらくの間は上顎に力を入れないようにする等の注意が必要になります。

このように、骨の量が少なくても増骨の処置を行えばインプラントが可能になります。骨が少ないために他の医院でインプラント治療を断られた方も、一度当院にご相談くださいね。

堺市堺区60代男性:サイナスリフトで増骨後インプラント2本埋入

堺市堺区60代男性の症例です。
骨量が足りなかったため、左上の奥歯にサイナスリフトの処置をしてからインプラントを2本埋入しました。

治療方法

サイナスリフトの処置をした後に左上の前歯にインプラントを2本埋入しました。

費用

サイナスリフト ¥280,000(税抜)
インプラント ¥500,000(税抜) 内訳:¥250,000(税抜)×2
チタンアバットメント ¥80,000(税抜) 内訳:¥40,000(税抜)×2
セラミック冠 ¥180,000(税抜) 内訳:¥90,000(税抜)×2
静脈内鎮静 ¥70,000(税抜)

※治療時の価格です。

リスク

インプラントは自由診療なので保険適応の治療と比べて治療費が高額になります。
インプラントが骨と定着するのを待つ期間が必要なので治療期間が長くなります。
手術後に腫れることがあります。

骨量が足りない場合のインプラント

当院には、歯周病で歯を失った方や、歯を失ってから何年も経過している方が、骨が足りなくてインプラント手術を断られたため相談に来られるケースが多いです。

インプラントを埋入するには骨の幅や厚さが必要です。インプラント治療を希望していても骨量が不足していてインプラントが出来ないという診断になってしまう場合があります。

骨量が足りない場合は、増骨の処置によってインプラント手術が出来るだけの骨を作る必要があります。増骨が出来れば、骨が足りない方でもインプラント治療が可能になります。
ただし増骨の治療は技術が必要で、それが行えない医院の場合は「インプラント不可能」という診断になります。

他の医院でインプラント出来ないと診断された方は、当院がお力になれるかもしれませんので、一度ご相談くださいね。

大阪市住吉区50代女性:右上にサイナスリフト後インプラント1本埋入


大阪市住吉区50代女性の症例です。骨が薄くなっていてこのままではインプラントを埋入出来ないため、サイナスリフトという増骨の処置をしてからインプラント治療を行いました。

治療方法

サイナスリフトの処置をした後に右上の奥歯にインプラントを1本埋入しました。

費用

サイナスリフト ¥220,000(税抜)
インプラント ¥500,000(税抜)
チタンアバットメント ¥80,000(税抜)
セラミック冠 ¥180,000(税抜)

※治療時の価格です。

リスク

インプラントは自由診療なので保険適応の治療と比べて治療費が高額になります。
インプラントが骨と定着するのを待つ期間が必要なので治療期間が長くなります。
手術後に腫れることがあります。

上顎の骨が薄いとインプラントが出来ない

当院にセカンドオピニオンで来られた患者さんの中には、かかりつけ医でインプラントを断られたとおっしゃる方が少なくありません。その殆どが上顎の歯を支えている歯槽骨の厚みが足りないという理由です。上顎の骨を増やす方法のひとつがサイナスリフトです。

目の下、鼻の横あたりには上顎洞という空間があり、この上顎洞があるために上顎へのインプラントの埋入には注意が必要です。
上顎の場合、抜歯後はその部分の骨が歯のあった側と、上顎洞の側の両方から吸収が起こって薄くなっていきます。そのために治療を断られるケースが多いのです。

特に上顎の奥歯はインプラントが出来ないといわれるケースが多かったのですが、サイナスリフトを行うことで上顎の奥歯にもインプラント治療が出来るようになります。

上顎の骨を増やすサイナスリフト

歯槽骨がかなり吸収されて薄くなっている場合は、サイナスリフトという増骨の処置を行わなければインプラント治療が出来ません。

サイナスリフトはまず歯ぐきを切開して、上顎洞粘膜を横から持ち上げ、人工骨を入れていきます。6ヶ月ほど経って人工骨が自家骨に置き変わったところにインプラントを埋入します。

約半年でインプラントを埋入するための骨が十分に出来るのですが、手術後に大きく腫れることが多いために、なるべくソケットリフトという方法で増骨を行います。ただし歯槽骨の高さが5ミリ以下しかないような骨が極端に薄いケースでは、サイナスリフトでなければインプラント手術を行うことが出来ません。

サイナスリフトには緻密で繊細な技術が必要

上顎へのインプラントを断られるケースが多いことからおわかりのように、サイナスリフトはどこの歯科医院でも出来る手術ではありません。

上顎洞粘膜はゆで玉子の薄皮くらいのとても薄い膜なので、それを扱うにはとても緻密で繊細な技術が必要になります。当院ではサイナスリフトの症例が多いものの、殆ど行っていない医院もありますので、なるべく熟練した歯科医師のいる医院で治療をお受け下さい。


藤井寺市40代女性:サイナスリフトでインプラントが可能に


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40代女性の症例です。
上顎の奥歯のインプラント治療を希望しておられたのですが、かかりつけ医からは欠損部の骨の厚みが不足していて手術は不可能と診断されたそうです。それでも何とかインプラントが出来ないものかとインターネットで調べて当院へ来院されました。

上顎奥歯を失うと、歯を支えていた歯槽骨は急速に吸収していきます。これは下顎に比べて上顎のほうが海綿骨という柔らかい骨が多いという理由によります。
上顎の歯槽骨が吸収すると、上顎洞の底までの間の骨の量が少なくなってしまいます。そのためインプラントを埋め込むことが困難になることから、一般的に上顎へのインプラント治療は難しいと言われています。

この患者さんは骨がかなり薄くなっていたため、骨の厚みを確保するために上顎洞を持ち上げるサイナスリフトという処置を行うことによって、インプラント治療が可能になりました。

上顎洞を持ち上げてインプラントを埋め込むのに必要な骨の厚みを作りだす治療を、サイナスリフト、ソケットリフトといいます。
サイナスリフトは骨の厚みが極端に少ない方への治療法で、ソケットリフトはまだ骨の厚みが残っているけれどもインプラントを埋め込むには不十分な方への治療法です。ソケットリフトの方が身体への負担が少ないのですが、骨の厚みが多い方のみ適応となります。


大阪府茨木市50代女性:骨を増やした後にインプラントで治療


大阪府茨木市50代女性の症例です。
インプラントを希望しておられましたが骨が薄くなっておりそのままではインプラント埋入が不可能だったため、サイナスリフトという骨を増やす処置を行いました。その後右上奥歯にインプラントを2本埋入しました。

治療方法

サイナスリフトの処置をした後に右上の奥歯にインプラントを2本埋入しました。

費用

サイナスリフト ¥280,000(税抜)
インプラント ¥500,000(税抜) 内訳:¥250,000(税抜)×2
チタンアバットメント ¥80,000(税抜) 内訳:¥40,000(税抜)×2
セラミック冠 ¥180,000(税抜) 内訳:¥90,000(税抜)×2
静脈内鎮静 ¥70,000(税抜)

※治療時の価格です。

リスク

インプラントは自由診療なので保険適応の治療と比べて治療費が高額になります。
インプラントが骨と定着するのを待つ期間が必要なので治療期間が長くなります。
手術後に腫れることがあります。

インプラントを行う上で骨の厚みが必要になります

インプラントはあごの骨に人工歯根を埋め込んで歯を作っていく治療です。人工歯根は直径が4mmほどありますので、それがきちんと埋め込める程度の骨の厚さや幅が必要になります。しかし実際の治療では骨量が足りないためにインプラント手術を断られる患者さんが多くおられます。

骨が薄いのには理由があり、もともとの体質として骨が薄い方、歯周病で歯の周りの骨が溶けてしまった方、歯が抜けてからかなりの年数がたったために骨が吸収して少なくなってしまった方等が考えられます。

これらの患者さんはインプラントを諦めてブリッジや入れ歯で歯の欠損部分を補う治療を受けられますが、当院では増骨してからインプラントを埋入するという手術を行っております。

骨が薄い場合の増骨処置

上顎の骨がなくなっていくと、上顎洞の中に骨を作るサイナスリフト(上顎洞底挙上術)と呼ばれる処置を行います。ソケットリフトと呼ばれる処置もあります。

また、下顎の骨の場合は下顎管という神経や血管が走る管との距離が近く危険なため、GBR法や骨移植を行ってインプラントを埋入するための骨を作ります。

この患者さんの場合は骨の厚みが極度に薄かったため、サイナスリフトという処置を行いました。サイナスリフトを行って3~6か月後に骨がしっかりと出来てから、インプラントの埋入を行います。骨の出来る期間が必要なので、通常のインプラント治療に比べると治療期間は長くなります。

骨が足りないためにインプラントが出来ないという診断を受け、インプラント治療を受けたくても受けられない患者さんがおられます。当院では増骨の処置をしてからのインプラント治療を行っておりますので、他の医院で断られた方も一度ご相談下さいね。


東大阪市40代女性:事故で前歯を損傷されGBR法で治療


東大阪市40代女性の症例です。
バイクで事故に遭った時に前歯を損傷されました。歯が折れているだけでなく歯根にもダメージがあり、抜歯しなければならなくなりました。
抜歯後の処置としてはインプラントを希望されたのですが骨量が足りず、増骨が必要の為GBRという処置を行いました。

治療方法

上の前歯部分にGBRで骨を作り、インプラントを2本埋入しました。

費用

インプラント ¥500,000(税抜) 内訳:¥250,000(税抜)×2
チタンアバットメント ¥80,000(税抜) 内訳:¥40,000(税抜)×2
セラミック冠 ¥180,000(税抜) 内訳:¥90,000(税抜)×2
GBR ¥140,000(税抜) 内訳:¥70,000(税抜)×2

※治療時の価格です。

リスク

インプラントは自由診療なので保険適応の治療と比べて治療費が高額になります。
インプラントが骨と定着するのを待つ期間が必要なので治療期間が長くなります。
手術後に腫れることがあります。

骨が少なくてインプラントが露出してしまうケースにGBR

GBRとはGuided Bone Regenerationの略で骨再生誘導法のことをいいます。
日本語で言うと何だか難しい名前ですが骨再生誘導法というのは歯周組織再生療法の中の一つで、インプラント手術をするには骨が足りない場合に人工骨などを移植して骨をつくる処置です。

インプラントは骨に埋め込まれた後、骨としっかり結合することで強い人工歯根となります。骨が薄かったり幅や高さが足りない場合はそこにインプラントを埋入してもインプラントの先端の金属部分が露出してしまうことになります。

インプラントが露出している状態では骨によって固定されている部分が少ないため、安定性に問題があり、更に露出している部分に食べカス等の汚れがたまると感染の原因になります。インプラントは天然歯以上に歯周病の感染に気を付ける必要があるため、骨の中に全体をきちんと埋め込まなければなりません。

そこで、露出している部分に骨を作ってインプラントを安定させるための処置としてGBR法が行われます。
インプラントを埋入するためには骨が足りない場合は、その部位や状態によってGBRのほかにサイナスリフト、ソケットリフトという方法もあります。

骨が足りない部分にGBRで骨を再生させます

GBR法では歯が無くなった部分にまずインプラントを埋入します。
次に骨の量が足りないためにインプラントの一部が露出してしまうと思われる部分をメンブレンと呼ばれる生体材料で出来た特殊な膜で覆います。メンブレンは小さなネジを使って固定する場合もあります。

骨を再生させたい場所に人工の骨補填材を入れます。インプラントを支柱にしてメンブレンでテントを張るようなイメージです。メンブレンで覆った部分には骨芽細胞が集まり、やがて骨が出来てきて自家骨に変わります。
歯肉を元に戻して骨が出来るまで約4~5ヵ月待ちます。

骨が再生されてインプラントと結合すると、インプラントに義歯を装着します。
前歯の場合はセラミックで義歯を作成しますので健康な歯と見分けがつかないくらい美しい歯が入ります。


 


 


大阪市中央区50代男性:左上にインプラントを3本埋入


大阪市中央区50代男性の症例です。
今まで部分入れ歯を使っておられましたが、噛みにくいというお悩みがあり、インプラントに興味を持たれました。入れ歯が外れにくいことにも困っておられました。かかりつけの歯医者さんではインプラントをしておられなかったとのことで、インターネットで調べて当院を受診されました。

インプラントには幾つものメリットがありますが、その一つに「自分の天然の歯のように自然に感じられる」というものがあります。ブリッジの場合でもセラミックで作れば見た目は天然歯とそっくりですし、違和感も殆ど感じないのですが、食事の際に何となく力が入らないということが多いようです。この「何となく」というのが実は大きな違いだと思います。

ブリッジの場合、ものを噛み砕く力は天然歯の約60%です。そのため噛んだ時に「何となく力が入らない」と感じる状態を引き起こしていると考えられます。ちなみにぴったり合っていない入れ歯でものを噛んだ場合は、天然歯の約10%の力しか出ないといわれています。「健康のために一口で約30回噛んで食べましょう」ということをよく聞かれると思いますが、これでは30回も噛めませんね。

インプラントは骨と強固に結合しますので、硬いものを噛んでもびくともしません。入れ歯やブリッジで思うように噛めない方には、インプラントをお勧めしております。



 


京都府向日市50代女性:右下顎のインプラント治療


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京都府向日市50代女性の症例です。
右下顎の奥歯の根が破折していて抜歯となり、2本のインプラントを埋入して治療しました。

歯にひびが入ったり割れてしまった状態を破折(はせつ)と呼びます。特に歯の根の部分にひびが入ったり割れたりすることを、歯根破折と呼びます。歯ぐきの中は本来無菌状態ですが、ひびが入るとそこから細菌が入り込んだり、既に入り込んでいる細菌がひびから外に出てきて炎症を起こしている状態が、歯根の破折です。

歯根破折は噛み合わせが悪い方や、硬い食べ物を好む方に起こりやすく、歯ぐきが腫れたり、差し歯が取れたり、差し歯に違和感を感じたりします。また、根の先に膿の袋が出来る場合もあります。
歯根破折の処置としては多くの場合抜歯になります。この患者さんも奥歯を抜歯することになり、その後の治療に関して悩まれていたため、考えられる治療法の説明をしっかり行って話し合いました。

最初はインプラント手術が怖いと言っておられましたが、名古屋にお住まいの妹さんがインプラント治療を既に受けておられ、痛みや違和感が全くなく、トラブルもないというお話を直接聞かれて、最終的にはインプラント治療を選ばれました。

身内の方からのお話は信ぴょう性が高く、多くの方の体験談を読むよりも説得力があります。この患者さんは健康で飲酒や喫煙も全くされない方でしたので順調に治療がすすみ、しっかりと噛める歯をつくることが出来ました。


尼崎市40代男性:上顎へのインプラント埋入


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尼崎市40代男性の症例です。
上顎にインプラントを2本埋入して治療しました。
患者さんはヘビースモーカーとのことで、同年代の人に比べ口腔内の衛生状態が悪く歯周病も進行しておられました。

喫煙はインプラント治療にとっては好ましくないとされています。喫煙者の方にはインプラント治療をしないという方針の歯科医院もあると聞きます。当院では喫煙に関しては患者さんと話し合いながら対処しています。

喫煙者の方でもインプラント治療は出来ますが、喫煙しない方と比べるとリスクを伴います。ニコチン等の有害物質の作用によって歯ぐきの毛細血管が収縮し、血行障害が起こって免疫機能の低下に繋がるからです。
具体的には、手術後の傷の治りが遅くなることと、インプラントと骨組織が結合しにくいこと、そして長期的に見るとインプラント周囲炎のリスクが高くなることが懸念されます。

出来ればインプラント治療を受けるにあたって、喫煙していただくことが望ましいのですが、なかなか難しいものがあると思います。
その場合は、インプラント手術後2週間程度タバコの本数を減らして頂くようにお願いしています。

無事にインプラント本体と骨がしっかりと結合して上部構造が取り付けられた後も、喫煙者の方はインプラント周囲の歯ぐきを健康に保つために定期的にメンテナンスを受けることが大切です。


 


京都市40代女性:下顎のインプラント手術


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京都市40代女性の症例です。
すでに上顎へインプラントが埋入されていましたが、今回は下顎の奥歯へインプラント手術を行っています。
こちらの患者さんは接客業に就いておられ、口元はお客さんから目立つのでなるべく自然に見えるように治したいと希望しておられました。また、カツゼツが悪くなることをとても気にされていたためインプラントをお勧めしました。

インプラント治療後はきちんと噛めるようになっただけでなく、入れ歯のように人前でずれたり外れたりする心配がなく、発音のしやすさの点でも以前と変わりなく喋れるので喜んでおられました。

患者さんに安心してインプラント手術を受けていただくためにも、インプラント治療の流れについてご説明しましょう。

まずインプラントを埋入するために、歯肉を切開し顎の骨に穴をあけます。その穴にチタンインプラント(人工歯根)を埋め込み、歯肉を縫合して一旦ふさぎます。上顎のケースでおよそ5ヵ月間、下顎のケースでおよそ3ヵ月間はその状態のままでインプラントが顎の骨に定着するのを待ちます。

インプラントが骨に結合したのを確認してから歯肉を切開し、アバットメントという土台をつけたうえで人工歯を被せます。この二次手術はほとんど時間のかからない簡単な処置です。これが手術を二度ともなうために二回法と呼ばれる一般的なインプラント治療の流れです。


 


大阪市30代男性:歯根破折によるインプラントケース


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大阪市30代男性のケースです。
かかりつけの歯科医院で歯根が破折していると診断されました。
ブリッジかインプラントの2択に迫られ、セカンドオピニオンで当院へ来院されました。

当院ではセカンドオピニオンを歓迎しています。
セカンドオピニオンとは、「セカンド=第二」の「オピニオン=意見」という意味で、
かかりつけの歯科医師の意見だけではなく、他の歯科医師の意見を聞くということです。

セカンドオピニオンを受けると一つの治療法からではなく
複数の選択肢の中から自分で選ぶということができます。

インプラントの治療ではCTなどの検査結果をもとに治療計画をしていきますが、
埋入本数や使うインプラントの種類について医院や歯科医師によってそれぞれの考え方があります。
そのため治療内容や費用も違ってきてしまうことがあるのです。
そのようなときに複数の意見を聞くと比較して考えることができますし、治療に対する理解も深まります。

治療説明が足りなかったり、わかりにくい難しい言葉で説明されて、よくわからないまま治療に入るのは
不安という方もセカンドオピニオンをぜひ受けてみてください。
当院ではインフォームドコンセントを重要視しており、患者様にわかりやすくご説明し、
治療する際には必ず患者様がご納得されてから開始するようにしています。
当院では無料初診相談を行っておりますので、セカンドオピニオンの方もぜひご相談ください。


 


 


豊中市40代男性:手術後の仮歯が気になる


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豊中市40代男性の症例です。
前歯部と奥歯のインプラント治療をおこないました。
営業関係の仕事をされていて、治療期間中に仮歯のない時期があるのかどうかを気にされていました。

インプラントの埋入手術から人工の歯が入るまでの期間は3~4か月程度かかります。
インプラント本体と顎の骨がしっかりと結合するのを待つ必要があるため、この程度の期間がかかります。

前歯の場合は歯がないととても気になると思いますが、前歯治療では審美性を考えて必ず仮歯を入れますので、ご安心ください。
営業のお仕事ではなくても見た目は気になるものだと思います。
笑ったり喋ったりするときに歯がないのがわかってしまうことを避けるために、必ず仮歯をお入れしています。

仮歯をどうやって付けるのかは患者さんの歯の状態によって変わります。両隣の歯がしっかりしていれば、両隣の歯に接着して取り付けるのが一般的です。

一方、奥歯の場合は仮歯は入れない場合が殆どです。
奥歯は噛む時に負荷がかかるために骨とインプラント体の結合が妨げられる可能性があるというのがその理由です。

一般的なインプラント治療では本体埋入の手術後数か月の間は強く噛まないように安静にしていただく必要がありますが、即時荷重インプラントという方法の場合はインプラント埋入と同時に仮歯を入れます。

この方法は骨に埋め込んだインプラントに仮歯を固定しますので、しっかりと噛めて普段通りのお食事が出来ます。ただあまり固いものは控えていただくようお願いしています。

オールオン4という治療法がこの即時荷重インプラントにあたります。
インプラントの手術後の様子についてのご質問・ご相談は当院へ。


 


 


四条畷市60代女性:磁石の入れ歯とインプラントの治療


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四条畷市50代女性の症例です。
インプラントとマグネットデンチャーで治療を行いました。これはインプラントと入れ歯の双方に超小型磁石を取り付け、磁石が吸着する力を利用して入れ歯をしっかり安定させる治療法です。

まずインプラントの埋入手術を行います。術後1~2週間で抜糸を行います。その後約3か月の間、インプラントと骨がしっかりと結合するのを待ちます。
インプラントと骨が結合したらインプラントの頭出しの手術を行い、インプラントに磁石を取り付けます。

更に入れ歯を作るための型取りをし、入れ歯が出来てきたら実際に装着します。この時にまず磁石なしで入れ歯をお口の中に馴染ませ、その後入れ歯の裏に磁石を取り付けます。
インプラントとマグネットデンチャーで治療する場合の治療期間はおよそ9か月~1年程度になります。

磁石を使った入れ歯のメリットは、10~12本の歯をインプラントで作る治療と比べて埋入するインプラントの本数が少ないことです。そのため手術が比較的簡単に終わり、患者さんの身体への負担も少なくなります。
インプラントの本数が少ないため、10~12本の歯をインプラントで作る治療と比べて治療費も少なく済みます。

逆にデメリットを上げると、入れ歯を使用しますので、インプラントのみでの治療と比べると噛む力がやや弱くなります。


宝塚市50代男性:上顎全体のインプラント治療


chiryorei380

宝塚市50代男性の症例です。
上顎の歯が順番に悪くなっていき、ブリッジや入れ歯の治療を受けておられます。転勤族なのでなかなか一つの歯科医院に長い期間通うことが出来ず、悪くなる度に違う医院で治療を受けて来られたそうです。
当院へ来院された時には多くの歯が無い状態で、8本のインプラントを埋入する手術を行って治療しました。

転勤族の方、海外出張の多い方、お仕事等の関係で一年のうち何ヶ月も海外で過ごされている方は、なかなか長期にわたる治療を同じ医院で受けることが出来ません。この患者さんの場合は、たまたま転勤のない部署への移動が決まったため、すぐにインプラント手術を受けることにしたとのことです。

当院でインプラント治療を受けられる患者さんの中には、長期出張の合間の一時帰国の際に手術やメンテナンスを受ける方もおられますが、手術後に急に診てもらいたくなった時にはどうしたらいいか等のご心配もおありだと思います。

手術後の腫れや痛みはインプラントの部位や本数によっても大きく異なり、個人差もあり、当日の体調によっても違ってきます。転勤先や海外に戻られた時に感染等で急に歯科の受診が必要になった際に、現地で診てもらえる歯科医院があるということも大変重要になります。

安心してインプラント治療を受けていただくために、帰国予定等に合わせての治療をご希望の方は、まずご相談下さいね。