リスクを減らすための取り組み

インプラント治療は、歯がなくなってしまった部分の骨にチタンで出来た人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を作ります。

公的な医療保険が適用されない自由診療なので、保険診療に比べると治療費が高いのですが、残っている歯に負担をかけない、歯がなくなった部分の骨が減ることがない等の利点があるため、インプラント治療は入れ歯やブリッジに比べるとQOLの向上のためにすぐれた治療法であると思います。

しかし、インプラントの手術後、痛みや化膿が続く、神経が麻痺する等の被害に遭われている方も少なからずおられるとの問題点が、新聞や雑誌に掲載されました。そのような記事をお読みになり、心配になって治療を迷われている方が多いのも事実です。

インプラント治療を行うにあたって、歯科医院や歯科医師に関する基準や、治療のプロセス全般に関するガイドライン等がないため、歯科医院や歯科医師によって技術の差があることは、インプラント治療の大きな問題点であると考えられます。

当センターでは、インプラント治療を安全に受けていただくための取り組みとして、CT撮影や器具の滅菌処理はもちろんのこと、グループ内の歯科医師全員による症例検討会を行い、お一人おひとりの治療法に間違いがないか、見落としている点はないかを、徹底的に話し合います。

今後、全ての歯科医院でこのような安全性への取り組みが積極的に行われることで、インプラントのリスクが軽減することを願います。

 

治療後の注意点をまとめました

インプラントは外科手術が必要なため、手術後どのように過ごしたら良いのか不安になる方も多いと思います。

麻酔は3~4時間程度で切れますが、それまでは物を食べたりしにくいため、お食事は麻酔が切れて口の中の感覚が戻ってきてからにしてください。

それまでにお腹がすいたら、野菜ジュースなどの飲み物で我慢してくださいね。
そして、麻酔が切れるまでは、熱いものも避けた方が安全です。

麻酔が切れたらお食事が出来ますが、アルコールの摂取は控えてください。お酒を飲むと血流が良くなり、インプラント手術後の傷口の出血が止まりにくくなるためです。
特に手術当日の飲酒は厳禁です。

刺激物も控えていただき、食事はなるべくやわらかいものを選んでいただくようお願いしています。
次に、歯みがき等のケアについてです。

手術当日は、食後に簡単にうがいをして口全体をきれいにしましょう。

翌日は食後は少し念入りにうがいをし、食事以外の時も時々うがいをしましょう。
水のうがいや、リステリン、イソジン等殺菌の効果があるものをお使いいただくと良いと思います。

歯みがきについては、手術した部分を避けるようにして、それ以外の歯はきちんと磨いてください。手術した部分には触れないように気をつけましょう。舌で触れるのも厳禁です。
手術当日は、軽いお仕事なら可能ですが、入浴、運動は控えて、安静に過ごしてください。

このような注意点は、手術後に患者さんに直接お話させていただいておりますので、ご安心ください。

 

 

食後のつまようじに気を付けて

歯にものが詰まったときは、つまようじを使いますね。
食後につまようじを使うのが習慣になってしまっている方もおられると思います。

しかし使い方を誤ると、歯肉を傷つけてしまいます。
食べカスを歯ぐきの奥へ押し込んだりすることもあるので、つまようじを使うのは、歯にものが挟まったときに、それを取る目的だけにしてくださいね。

そして、先がとがっているものよりは、先が三角形の形状に削られているものの方が、歯肉を傷つけることが少ないので、歯のためにはおすすめです。

そして歯と歯の間をきれいに掃除する目的では、デンタルフロスや歯間ブラシをご使用ください。

最近では、フッ素をしみこませた歯間ようじや、デンタルフロスも販売されています。
便利なグッズを効果的に使って、虫歯や歯周病の予防に役立てましょう。

 

  • 投稿日時:2012年11月08日
  • 記事分類:歯科

噛めないことによる影響

インプラントをお考えの方の多くは、事故や歯周病、虫歯等で歯を失った方だと思います。
もし、歯を失ったまま放っておくと、両隣の歯が倒れてきたり、咬み合わせで対向する歯が伸びてきたりするということを、今までに何度か記事の中に書きました。

その他に、よく噛めないことで頬の筋肉が衰えて、結果として顔がたるんでしまうということが起こります。

まず、笑顔を作る筋肉である大頬骨筋が衰えると、しわが出来て顔がたるんできます。

そして、咀嚼するときに使う咬筋(そしゃく筋)が衰えると、しっかりと噛むことが出来なくなって、脳に刺激が伝わらなくなり、その結果痴ほう症につながると言われています。
この二つだけでも、かなり影響があることがわかりますね。

次に、口の周囲の口輪筋が衰えることで、口角が下がって不機嫌で老けた印象になります。
他にも、ほほ笑む時に使う笑筋や、口角下制筋、オトガイ筋等があり、それぞれ衰えると、やはり口元が下がって見えるために老けた感じに見えてしまいます。

このように、毎日の食事でしっかり噛むことで、口の周囲にある筋肉を動かし、鍛え、それがアンチエイジングに繋がります。
痴ほう症に繋がることもあるので、見た目だけの問題ではありませんね。

他にも、左右の片方の歯だけを使って噛んでいると、全体の骨格のバランスが崩れ、腰痛や肩こり、頭痛の原因になったり、歯は全身の健康にとても重要な意味を持っています。
治療をされる時は、なるべくお早めにされた方が、身体への影響が少なくて済みますので、ぜひ一度北大阪インプラントセンターにご相談くださいね。