リスクを減らすための取り組み

インプラント治療は、歯がなくなってしまった部分の骨にチタンで出来た人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を作ります。

公的な医療保険が適用されない自由診療なので、保険診療に比べると治療費が高いのですが、残っている歯に負担をかけない、歯がなくなった部分の骨が減ることがない等の利点があるため、インプラント治療は入れ歯やブリッジに比べるとQOLの向上のためにすぐれた治療法であると思います。

しかし、インプラントの手術後、痛みや化膿が続く、神経が麻痺する等の被害に遭われている方も少なからずおられるとの問題点が、新聞や雑誌に掲載されました。そのような記事をお読みになり、心配になって治療を迷われている方が多いのも事実です。

インプラント治療を行うにあたって、歯科医院や歯科医師に関する基準や、治療のプロセス全般に関するガイドライン等がないため、歯科医院や歯科医師によって技術の差があることは、インプラント治療の大きな問題点であると考えられます。

当センターでは、インプラント治療を安全に受けていただくための取り組みとして、CT撮影や器具の滅菌処理はもちろんのこと、グループ内の歯科医師全員による症例検討会を行い、お一人おひとりの治療法に間違いがないか、見落としている点はないかを、徹底的に話し合います。

今後、全ての歯科医院でこのような安全性への取り組みが積極的に行われることで、インプラントのリスクが軽減することを願います。