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インプラントの上部構造やハイブリッドって何?

インプラントの上部構造やハイブリッドって何?

インプラントの上部構造と聞いても「上部?どんなもの?」と疑問に思われる方は多いと思います。今日は、「インプラントの上部構造とは?」「ハイブリッドって何?」などについて、詳しくご説明いたします。

インプラントの上部構造って何?

歯科医院に通院して抜歯をされた患者様なら、インプラントという名前だけでも聞かれたことはあるでしょう。どのような治療か、簡単にご説明いたします。

虫歯や歯周病などで不幸にも歯を失った方、思わぬトラブルで前歯を折ってしまった方などに、歯科医師は、インプラント、ブリッジ、入れ歯などの治療方法を提案します。天然歯と同程度にしっかりと咬める状態になりたい方や、見た目を気にされご相談に来られる方には、インプラントをおすすめすることが多いです。

インプラントには他の治療法と比べて、手術が必要であったり、高額な費用が発生するなどのデメリットがあります。ただ、それ以上に、食事の際にきちんと噛む事ができるというメリットがあるので、この治療法を選択される方はいらっしゃいます。

インプラント手術は、あごの骨にドリルで穴を開け、生体親和性が高いチタン製の人工歯根(フィクスチャーとも呼びます)を顎の骨に埋入します。骨とインプラントが結合するまで半年ほど待ち、その後、歯の土台となるアバットメントをネジで連結させ、上部構造をアバットメントの上にかぶせます。上部構造とは人工歯やかぶせ物を指します。

上部構造にはどんな種類がある?

インプラントの上部構造

さて、上部構造が人工歯という事はお分かりいただけたと思います。どんな種類があるか、特徴を簡単にご紹介いたしますね。

ジルコニアセラミック

歯科によってはジルコニア冠とも呼ばれるもので、人工ダイヤモンド素材のジルコニアに、セラミック(ポーセレン)を焼き付けた人工歯です。ジルコニアはスペースシャトルの外壁にも採用されるほど強度に優れており、また、歳月を経ても変色をしないというのが大きなメリットです。

最近、ジルコニアを耐熱材として用いたドローンを開発したという記事がありました。<参照先:MONOist「ドローンが300℃の火の中を飛ぶ、チタンとマグネシウム、ジルコニア塗装で」>火災現場で火元に近づくために開発されたドローンだそうです。火に包まれても2000℃まで耐熱性があるジルコニアって凄いですよね。

オールセラミック

光沢や透明感など審美的にも美しい白い人工歯です。主に前歯に適していて、セラミック100%の素材を使用し、歯科技工士が作製します。

デメリットとしては、弾性がないため、急に強い力が加わると欠ける事があり、耐久性の面で言えばジルコニアセラミックに分があります。歯ぎしりの癖がある人や、咬み合わせが深い人にはあまりおすすめできません。

メタルボンド

歯の内側が金属になっており、それにセラミックを焼き付けた人工歯です。金属なので強度があり、セラミックを焼き付けているので、変色はしないです。主に奥歯に適しており、オールセラミックやジルコニアセラミックより安いのがメリットです。

最大のデメリットは、金属を使用するため、金属アレルギーの患者様には使えません。また、金属を内側に使用しているため、透明感のある白い歯という見た目にはならない事、歯茎が黒ずんで見えます。審美性にやや欠けると言えます。

ハイブリッドセラミック

セラミックにプラスチックを混ぜた素材の人工歯です。他の種類に比べて、料金が安いという事がメリットです。

ただ、その分デメリットもあります。素材にプラスチックが含まれているため、白い色は歳月を経ると黄ばんでしまい、オールセラミックやジルコニアセラミックと比べて耐久性は劣ります。そして歯垢がつきやすいため、口腔内のケアに気をつけないと不衛生になりがちです。インプラント周囲炎にならないように十分に気をつけなければならないため、インプラントの上部構造としてはリスクが高く、取り扱っていないクリニックもあるかもしれません。

上部構造の違いで耐久年数に差?

このように、耐久年数には大きな差があります。ハイブリッドセラミックの場合は、歯垢がつきやすいことから、お口の環境が悪化することがあるため、やはりジルコニアかオールセラミックが、歯の健康という面においては優れているのではないでしょうか。

そして何よりも、メンテナンスや予防をしっかりと行ってインプラント周囲炎を防ぎ、インプラント自体を長く保つことが一番重要です。

まとめ

いかがでしたか。今回は「インプラントの上部構造やハイブリッドって何?」という事について、ご説明しました。被せ物の費用と、人工歯の審美性や耐久性は、比例している歯科医院が多いです。自由診療に該当しますので、患者様にとって最適な被せ物を選択してください。インプラントでの診療を希望される際は、上記の注意事項以外にどのような材質のかぶせ物を扱っているか、チェックされるのもいいかもしれませんね。