動画による解説

【動画】オールオン4で総入れ歯の不便さから解放されるのか解説します

オールオン4(オールオンフォー)は歯が1本もない方の治療法です。上顎と下顎のそれぞれに、4本のインプラントを埋入して、見た目と噛み合わせを回復させます。

長い間歯がない状態ですと顎の骨が減っていってしまい、インプラント治療は難しくなるのですが、オールオン4は斜めにインプラントを埋入しますので、しっかりと上部構造を支えることが出来ます。

総入れ歯の方、歯周病で多くの歯を失ってしまった方におすすめの治療法です。

オールオン4ってどういう意味?

All-on-4という素晴らしいインプラントのやり方があります。all=全ての歯を、four=4本のインプラントで、on=支える、乗せるという意味になります。図でご説明しますと、4本のインプラントで、上部構造の歯10~12本を作ってしまうというのがオールオンフォーのやり方です。

オールオンフォーは4~6本のインプラントで支える

オールオン4(オールオンフォー)ってインプラントをどこに埋め込むの?

オールオン4では顎骨に4本のインプラントを埋め込むのですが、一番奥のインプラントは斜めになっていることが多いです。これがオールオン4の1つの特徴です。

インプラントを斜めに埋め込みます

まず、上あごから説明いたしますけども、上あごというのは完全に頭蓋骨なんです。下あごの骨と言いますのは、頭蓋骨からぶら下がった骨、厳密にいえば頭蓋骨ではないんですけども、上あごのある頭蓋骨の中には穴がたくさん開いているんです。

一番有名な穴が鼻腔という鼻の穴ですね、鼻腔が当然開いています。そして、鼻腔以外に副鼻腔と呼ばれる穴が頭蓋骨の中にたくさんあちこち開いているんです。

この位置にも副鼻腔っていう穴が開いていますし、この位置にも開いています。副鼻腔にはそれぞれ名前がついていまして、この位置に開いている副鼻腔を上顎洞と呼んでいます。

ここが感染すると蓄膿症になります。この前喧嘩された海老蔵さんは、上顎洞の骨が折れてるんですね。手術したみたいですけど、それが上顎洞です。上顎洞の中には空気が入っています。空気の中にインプラントはできませんから、上顎洞避けて斜めに埋め込んでいるという特徴になります。

下顎で言いますと、ここに赤く書いていますが、これが下顎管という管です。この管の中に神経と動脈、静脈が走っていますが、まっすぐ埋め込むと神経、動脈、静脈を傷つけますから、斜めに埋め込むことが多いです。これがオールオン4の特徴です。

オールオン4(All-on 4)は上部構造をたったの4本のインプラントでどうやって支えるの?

昔、オールオン4が開発される前は、上顎洞を持ち上げて、神経が下にあればインプラントを10本埋め込みました。総入れ歯の方はフィクスチャーが10本位必要だったのですが、これをやると手術時間が長くなって患者さんの身体の負担が大きいです。

患者さんがしんどい上に費用も多く掛かりますし、ましてや全ての歯をインプラントで作るのに10本も埋入する必要はありません。ですから、今はこういう方法を取ることはありませんが、昔は総入れ歯の方には10本くらいインプラントを入れていました。

では、4本で何故歯が保つかという事ですが、いくつか理由があり、まず4本インプラントを埋め込んでも結局噛んだ時の負担は、一番奥のインプラントに大きな負担がかかることになります。

と言いますのは、人間が噛んだ時、奥から2番目と3番目の間に一番力がかかります。つまり、奥歯付近にどうしても噛むための大きな力がかかってしまいます。ここに咬む力が集中した場合に、距離の近いこの奥のインプラントにどうしても一番大きな力がかかってしまううのですが、これが何故保つかという1番目の理由は、インプラント体が長いからです。長いということは骨との接触面積が大きいので、頑丈であるということが言えます。

2番目の理由は斜めになっていますので、出口がより後ろにいっているんです。もし、これがまっすぐになっていれば、出口が前になってきますから、ここで噛んだ時の負担が、出口への距離が短いほうが負担がかかりにくいです。



インプラント4本で歯を支えられる原理について

公園に行かれたらシーソーがありますよね。シーソーは前のほうに座ったら力がかかりませんが、後ろに座ったら力がかかります。

ですから、この距離が短いとシーソーでいうところの前のほうへ座ったことになりますので、あまり力がかからないんです。それから骨には硬い部分があって、硬いところの骨を使えばインプラント4本でももちます。

オールオンフォー

オールオン4では下あごも4本でもちます。4本で奥歯まで歯を入れることができます。ほんの数年前までは奥歯まで入れようと思ったら、もう1本ずつインプラントを入れてブリッジをつくらなければいけなかったのですが、ここにインプラントを入れようと思ったら、骨が溶けてなくなっている場合、骨を移植しないといけません。昔は腰骨とか膝の骨をここに移植していました。

昔は阪大病院の口腔外科に紹介して、腰骨の移植をしてもらってから、奥歯にインプラントをやっていましたが、今はそんな必要はありません。腰骨を移植したら全身麻酔で1週間入院が必要でしたが、全身麻酔は大変ですし、今はそんなことをする必要はないです。

まとめ

オールオンフォーは総入れ歯で噛めなくて苦労している方に最適のインプラント治療です。4~6本で片顎の全ての歯を作ることが出来ますので、総入れ歯に変わる新しい治療法として注目されています。