インプラント治療前・治療後の疑問

インプラント治療後お酒はいつから飲めますか?

インプラント治療後お酒はいつから飲めますか?

インプラント手術後の飲酒はいつから、どの程度OKなのでしょうか。お酒を飲むのがインプラントに悪い影響を与えないかどうかについてご説明します。

インプラント手術とは

インプラントと天然歯の違い

インプラントは、虫歯や歯周病で歯がなくなった場合の治療方法の一つです。その他の治療法としてはブリッジと入れ歯がありますが、ここではインプラントについてご説明します。

抜歯によって歯の組織がすっかり失われてしまいますが、インプラントはチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込んで歯根の代わりとし、その上に人工の歯を取り付けて人工の歯をつくる治療です。

インプラントを顎骨に埋入するには外科手術が必要で、保険が適用にならない自由診療のため治療費が高額になりますが、周囲の歯を削ったり傷めたりすることなく、噛む機能や見た目を回復させられるため、ブリッジや入れ歯に替わる治療として人気があります。

インプラント手術前の飲酒について

インプラント前の飲酒は、適量を飲む分には全く問題はありません。しかしお酒は飲み過ぎてしまうと身体に色々な影響があり、アルコールの過剰摂取は免疫機能を低下させる原因になりますので、注意しましょう。

インプラント手術当日から数日の間はアルコールを飲まないようにしていただくため、事前に少しずつお酒の量を減らして身体を慣らしていくのも一つの方法です。

インプラント手術当日から一週間程度の飲酒について

STOP

アルコールやお酒は手術日を含めて1週間ほどの間は控えた方が傷の治りが良くなります。毎日晩酌を楽しんでおられる患者さんには物足りない毎日になるかもしれませんが、飲酒によって血行が良くなり、インプラント手術後の傷口に悪影響を与えるのを避けることが禁酒の理由です。

血行が良くなることで傷口が腫れやすくなったり、出血しやすくなる状況を作ってしまい、結果的に傷の治りが遅くなります。傷の治りが遅くなると、インプラントと骨の結合が遅れてインプラントがぐらつきを起こす原因になりますので、要注意です。

また、手術後は痛み止めや抗生物質などを服用して頂きますので、アルコールの摂取は好ましくありません。特に抗生物質とお酒は相性が悪いといわれており、抗生物質とお酒が同時に体内に入ると、お互いの代謝を妨げ合い、抗生物質が十分にきかなくなる恐れがあります。

インプラント手術後数日の間は、歯科医院からの注意事項をしっかり守って、術後の傷口の回復が順調に進むようにつとめましょう。

お酒を飲むことの一般的な傷への影響について

お酒を飲むことは一般的に傷の治癒に好ましくない影響があります。それは主に以下の3点です。

  1. アルコールは傷の炎症を悪化させる
  2. アルコールによって骨や筋肉の修復が遅れる
  3. アルコールの分解に傷の回復のためのエネルギーが使われてしまう

1.アルコールは傷の炎症を悪化させる

傷が出来ると患部は内出血して腫れます。アルコールには血流を良くする作用があるため、アルコールを飲んで血流が良くなると内出血がひどくなり、腫れや痛みを悪化させます。

2.アルコールによって骨や筋肉の修復が遅くなる

お酒を飲むと身体に脱水症状が起こります。ギックリ腰や肉離れなどの原因の多くは筋肉の脱水症状であると考えられており、お酒を飲むと更に脱水症状が進行して痛みなどの症状がひどくなることがあります。

また、アルコールはカルシウムの吸収を妨げて、排泄をすすめてしまいます。カルシウムは骨や筋肉などの組織を作っている重要なミネラルであり、飲酒することで骨や筋肉の修復が遅くなります。

3.アルコールの分解に傷の回復のためのエネルギーが使われてしまう

怪我の回復のために使われるべき酵素などのエネルギーが、アルコール分解のために使われてしまい、エネルギーが足りなくなって怪我が治りにくくなります。

まとめ

インプラント手術の後は手術による傷の回復につとめ、悪化を防がなければなりません。インプラント体をしっかり骨と結合させるためにも、飲酒はインプラント手術の当日から一週間程度は避けていただき、身体のエネルギーが手術の傷の回復に使えるようにしましょう。