オールオン4

オールオン4の上部構造には着色汚れがつきますか?

オールオン4の上部構造には着色汚れがつきますか?

オールオン4の上部構造で気になるのは色素沈着、つまり着色汚れです。適切なメンテナンスを行えば、インプラントは長く安定して使えます。オールオン4の着色汚れについてご説明します。

歯の着色汚れとは

着色汚れのありなし

歯の着色汚れはステインと呼ばれます。ステインは少しずつ歯に付着して蓄積し、時間が経つと歯の黄ばみやくすみとして感じられます。

ステインは食品に含まれるポリフェノール類が、歯の表面のエナメル質を覆っているペリクルというたんぱく質と結びついたもので、ポリフェノールを多く含んでいるものを飲食するとステインが出来やすくなって、歯に着色が起こって黄ばみが起こってきます。

歯の着色汚れはインプラントの上部構造に限ったものではなく、天然歯でも入れ歯や被せ物でも起こります。色がつきやすい食品はお茶やコーヒー、紅茶、カレー、赤ワイン、タバコのヤニなどの色の濃い食品です。これらを飲食すると、飲食後すぐには気付かないものの、徐々に蓄積していって時間が経つと歯にうっすらと色がつきます。

オールオンフォーの上部構造では、人工歯と人工の歯茎の隙間が着色することが多く、プラスチックの部分に色がしみこみやすいです。

色の付きやすさは材質によって違う?

セラミックとレジンの汚れやすさの比較

どの程度色素沈着を起こすかは、上部構造の材質によって変わります。セラミックは着色しにくく、天然歯よりも色がつきにくいです。しかし上部構造の歯の部分がプラスチック(レジン)で出来ている場合は、着色しやすい傾向があります。

プラスチックは水分を吸収するという性質があるため色素沈着を起こしやすく、強度の面でもセラミックより劣っていて摩耗しやすいため少しずつ削れてきます。噛む力が強い方は上部構造の歯をプラスチックで作製すると歯の部分が欠けたりして壊れてしまうこともあります。

歯の白い色を出来るだけ保ちたい場合は、セラミックで上部構造を作製することをおすすめします。

オールオン4の上部構造の着色はどうやって落とすの?

オールオン4の上部構造の着色は、天然歯の着色汚れと同様に、歯科医院での定期健診の際にクリーニングをしてもらうときれいに落ちます。

ただし歯科用プラスチックは吸水性がある為、長く使っているとある程度の着色汚れは避けられません。プラスチックの上部構造はセラミックと比べると比較的安価なので、上部構造のみ何年か毎に作り変えるという方法もあります。

エアフローを使ったクリーニング

歯科医院でのメンテナンス

当院では定期健診の際に歯科衛生士がエアフローという専用の器械を使って歯垢や歯石、歯についた着色汚れを落としていきます。エアフローは従来のPMTCとはクリーニングの方法が違い、まず歯垢の染め出しをしたあと、色のついた部分をパウダーとジェット水流で洗い流します。

歯の表面を磨いて汚れを落とすのではなく、パウダーと水で洗い流すというのが、PMTCとの大きな違いです。施術時間が短く、痛みがないため快適です。※歯茎に炎症が起こっている場合は、その部分に水流が当たると少し水圧による刺激を感じます。

なるべく着色汚れを付着させない工夫

では、歯に着色汚れを蓄積させない方法はあるのでしょうか?日常的に行えるいくつかの簡単な方法がありますので、ぜひ習慣にして頂きたいと思います。

1.食後はすぐに口をゆすぐ

うがい

お茶や紅茶、コーヒーなどの飲み物を飲んだあとの口の中は、歯にポリフェノールが残りやすい状態です。しかしお茶やコーヒーを我慢する必要はありません。

茶渋などによる歯の着色を予防するために、ポリフェノールが含まれる飲み物を飲んだ後は、水を一口飲むように習慣づけましょう。摂取後すぐに水で口の中をゆすぐようにすれば、色素沈着を抑えられます。

2.ホワイトニング成分配合の歯磨き粉を使う

歯磨き

歯の着色汚れは普通の歯磨き粉ではなかなか落ちませんが、ホワイトニング成分配合の歯磨き粉を使うと落ちやすくなります。

ただし、ホワイトニング成分配合の歯磨き粉には研磨剤が含まれていることが多いため、使いすぎると歯の表面を傷つけてしまいます。歯の表面のエナメル質に細かい傷がつくと、そこに着色汚れが付きやすくなってしまいますので、力を入れずにやさしく丁寧に歯ブラシを動かすことが大切です。

一度の歯磨きで徹底的に着色汚れを落とすのではなく、毎日少しずつ蓄積している汚れを少しずつ落としていき、着色汚れをためないというイメージです。

【動画】オールオン4について

クローバー歯科総院長の松本正洋がオールオン4について解説。

まとめ

前歯

オールオン4の上部構造に限らず、歯の着色汚れは少しずつ蓄積しますので、いきなり歯の色が黄ばんできたと感じることはないと思いますが、クリーニングで歯が本来の色に戻ったときに、今まで歯が黄ばんでいたことに気付きます。

日頃から歯が着色しないよう気をつける習慣をもち、3ヶ月に1度程度のメンテナンスで歯をクリーニングしてもらうことで、かなり汚れは落ち、歯はきれいな状態を保てるようになります。