インプラント

インプラント治療で痛みの出るタイミングと対処法

インプラント治療で痛みの出るタイミングと対処法

インプラント治療に興味はあるけれど、

「やっぱり痛いんじゃないかな…」

そんなふうに、不安で一歩を踏み出せない方も多いはず。

実は、インプラント治療の痛みって、

思っているよりずっと軽いものがほとんどなんです!✨

この記事では、

実際どれくらい痛いのか?

いつ痛い?どれくらい続く?

痛みを楽にする方法

について、超わかりやすく解説していきます!

あなたの不安を、今日ここでまるっと解消しましょう!

インプラント手術は痛いの?本当のところ

手術は痛いのか手術は痛いのか 痛み

まず結論から。

手術中はほとんど痛みを感じません。

インプラント手術では「局所麻酔」または「静脈内鎮静法」が使われます。

これにより、手術中は手術部位の感覚がしっかりブロックされるので、

手術中に痛みを感じることは、基本ありません。

「あれ、もう終わったの?」と感じる方も多いです!

唯一ちょっとだけ痛みを感じるとすれば、

麻酔注射の「チクッ」とする瞬間くらい。

しかもその痛みも、数秒で終わります!インプラント手術中は、局所麻酔や静脈内鎮静法を用いることで、患者さんはほとんど痛みを感じることなく手術を受けることができます。麻酔の効果によって、手術部位の感覚は麻痺しますので、痛みを感じにくくなります。

麻酔の注射時にわずかな痛みを感じることがありますが、これはごく一時的なものです。

手術後の痛み:ピークはいつ?どんな痛み?

痛みのピークは

手術中は大丈夫でも、麻酔が切れた後には、やっぱり多少の痛みが出ます。

気になるのは「どんな痛み?」ですよね。

リアルな体感としてはこんな感じ

  • ズキズキする激痛ではなく、じんわりした鈍い痛み
  • 親知らずを抜いたあとのようなジンジン感
  • 鎮痛剤を飲めば、ほとんどコントロール可能!

一番痛みを感じやすいのは

手術の翌日〜2日目あたり

手術後、麻酔が切れると手術部位に痛みや腫れを感じることがあります。この痛みは通常、軽度から中程度であり、2~3日がピークとされています。

そこを過ぎると、痛みも腫れもどんどん落ち着いて、1週間程度でほとんど感じなくなることが一般的です。痛みの程度は、手術の範囲や患者さんの体質によって異なります。

それを知ってるだけでも、心がかなり軽くなりますよね。

痛みの経過を日別でチェック!(1日目〜1週間後まで)

インプラント手術後の「1週間の流れ」を、表にまとめました。

手術後の日数 痛みや腫れの目安
1日目 麻酔が切れるとジンジン痛み出す。鎮痛剤でコントロール可能。
2〜3日目 痛み・腫れのピーク。冷やしながら安静に過ごそう。
4〜5日目 痛みが落ち着き始める。違和感レベルに変わってくる。
6〜7日目 腫れもほぼ消え、普段通りの生活へ!

「〇日耐えればラクになる!」とわかれば、気持ちもぐっと楽になるはず!

抜糸や治療後に感じる痛みとは?

抜糸時の痛み

抜糸は手術から7〜10日後くらいに行います。

「えっ、抜糸って痛そう!」って思うかもしれませんが、実はそんなに怖いものじゃありません。

チクっと一瞬の感覚だけ

大半の人は「え、もう終わり?」ってなるくらい

治療完了後の痛み

インプラント治療が完了し、被せ物が装着された後でも、数年後に痛みを感じることがあります。これは、インプラント周囲に炎症や感染が起こっていることが原因であることが多いです。歯磨きやメンテナンスなどのケアを怠ると、歯垢がたまり、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。

インプラント完成後も長く使う中で、何年後かに違和感や痛みを感じたら要注意。これは、インプラント周囲炎というトラブルのサインかもしれません。

だからこそ、普段からの歯磨き+定期健診が超大切なんです。

こんな痛みは要注意!受診が必要なサイン

通常の痛みは自然におさまりますが、次のような症状が出たら、すぐに歯科医院へ!

手術後1週間たっても痛みが強い

高熱が出た、腫れがどんどん悪化してる

インプラントがグラついてる

歯茎がブヨブヨして膿が出ている

これらの兆候は、感染症やインプラント周囲炎の可能性を示していることがあります。早期の診断と治療が重要です。

痛みをやわらげる対処法まとめ

鎮痛剤をのむ

歯科医師から処方された鎮痛剤を服用することで、痛みを和らげることができます。用法・用量を守り、指示に従って使用してください。

手術部位を冷やす

手術後、手術部位を冷やすことで腫れや痛みを軽減できます。冷却パックや保冷剤をタオルで包み、手術部位の外側からそっと当ててください。ただし、冷やしすぎには注意が必要です。

安静にする

手術後は激しい運動や重労働を避け、安静に過ごすことが大切です。安静に過ごすことで治癒が促進され、痛みも軽減されます。

痛みを乗り越えるコツは、【早めの対策】と【無理しないこと】!

 歯科医師から出された鎮痛剤を正しく服用

手術後48時間は冷やして腫れを抑える

激しい運動や飲酒は控えて安静に

 硬い食べ物、熱いものはしばらく避ける

これを守れば、「思ったよりラクだった!」っていう感想になると思います。

不安を減らすためにできる準備とは?

  • 事前カウンセリングで不安をすべて話す
  • 麻酔や鎮静法の希望も伝える
  • 術後のサポートを家族や友人に頼んでおく

不安をゼロにすることはできないかもしれないけど、準備次第で「安心感」は何倍にも増やせます!

痛みを予防するための注意点

適切な口腔ケア

毎日の歯磨きやデンタルフロスの使用によって、歯垢がたまるのを防ぎ、インプラント周囲炎の予防につながります。

定期的な健診

定期的に健診を受けることで、インプラントの状態をチェックし、早期に問題を発見・対処できます。

禁煙

喫煙は血流を悪化させ、治癒を遅らせる原因となります。インプラント治療を受ける際は、禁煙を心がけましょう。

飲酒の制限

飲酒も血流を促進し、腫れや痛みを増加させる可能性があります。手術後は飲酒を控えることが望ましいです。

適切な食事

手術後は柔らかい食事を摂り、手術部位に負担をかけないようにしましょう。硬い食べ物や刺激物は避けてください。

インプラント治療における痛みは、適切な対処と予防策を行うことで軽減・回避することが可能です。治療前に歯科医師と十分に相談し、不安を解消してから治療に臨みましょう。

インプラント手術中の不安を軽減する工夫

痛みや治療への不安を抱える患者さんのためには、以下のような工夫も有効です。

事前のカウンセリング

治療前に、手術の流れや予想される痛みについて歯科医師と十分に話し合うことが大切です。患者さんの不安を軽減し、治療を安心して受けられる環境を整えます。

リラックス効果のある麻酔の使用

痛みに敏感な患者さんには、麻酔の追加やリラックス効果のある鎮静法を提案することも可能です。治療中の痛みを最小限に抑える工夫が求められます。

コミュニケーションを徹底する

患者さんが手術中に異常や不快感を感じた場合、すぐに気づけるように歯科医師とスタッフがサポートします。患者さんの声に耳を傾けることで、安心感を提供できます。

まとめ

怖がりすぎなくて大丈夫!安心して治療を受けよう

インプラント治療は、確かに「痛みゼロ」とは言えません。

でも、それは「乗り越えられる痛み」です。

手術中はほぼ無痛

術後の痛みもピークは2〜3日

正しいケアでトラブルも防げる

怖いと感じるのは自然なこと。

でも、大丈夫。ちゃんと乗り越えられます。

心配なことがあれば、遠慮なく歯科医師に相談して、安心してインプラント治療にチャレンジしていきましょうね!

この記事の監修者

医療法人真摯会
理事長 歯科医師 総院長
松本正洋
クローバー歯科、まつもと歯科 総院長。国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。インプラントの認定多数。IDIA(International Dental Implant Association国際インプラント歯科学会)認定医。I.A.A国際審美学会理事。日本抗加齢医学会認定専門医(日本アンチエイジング学会)。

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