磁石を使ったインプラント
Made with magnet

磁石を使ったインプラントとは

磁石を利用したインプラント

磁石を使ったインプラントとはインプラントに磁石を取り付け、入れ歯を固定する方法です。

「磁石アタッチメントデンチャー」「磁性アタッチメント」「マグネット式インプラント」「磁石式入れ歯」などと呼ばれるもので、インプラントオーバーデンチャーの1つです。

磁石でぴったり固定されますので安定感に優れています。入れ歯がずれにくく、はずれにくいという特徴があります。

またインプラントの埋め込む本数が少なく済みます。

磁石を使ったインプラントは安定性、審美性に優れた非常にいい方法です。

磁石を利用したインプラントの治療の流れ

磁石を利用したインプラントの治療の流れ

1.まず、インプラントをあごの骨に埋め込みます。通常のインプラントと比べて埋入する本数が少なく済みます。(2〜4本程度)

2.インプラントが骨と結合したら、インプラントに磁性金属(磁性体)を取り付けます。磁性金属というのは磁石がくっつきやすい金属です。

3.入れ歯の方にも、超小型の磁石を取り付けておきます。

4.インプラントの磁石と、入れ歯の磁石が強固にくっつき、びくともしないような入れ歯ができます。非常に安定感がいいです。また、磁石で固定するためバネが必要なく、審美性にも優れています。

磁石の入れ歯のメリット

磁石を利用したインプラントのメリット

1.手術が簡単
埋め込むインプラントの本数が少なくて済むので、手術が比較的簡単に終わります。
2.費用が安い
インプラントの本数が少ないことと、上部構造(インプラントの上にかぶせる、かぶせ物)の費用がかからないので、かなり安価でできます。
3.治療期間が短い
上部構造を入れるための治療がいらない為、治療期間がかなり短縮されます。
4.手術の負担が少ない
手術が簡単なので、手術そのものの、体に対する負担が少ない。
5.通常の入れ歯よりは、噛む力(咬合力)がかなり強い。

入れ歯の場合は歯ぐきで支えていますが、磁石で固定するインプラントはインプラントで支えているため支持性が上がり、噛む力が強くなります。

6.通常の入れ歯より、小さめ(コンパクト)にできるので、違和感が減る

磁石で固定することにより入れ歯が安定するため、入れ歯の面積が小さくできます。入れ歯が小さくなると違和感も少なくなります。

磁石の入れ歯のデメリット

1.入れ歯そのものから開放されるわけではないため、入れ歯自体に、精神的、機能的に嫌悪感を持っておられる方には向いておりません。

2.磁石の入れ歯はかなり安定感がいいため、結構噛む力が出ますが、通常のインプラントほどの力は出ません。

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