インプラント
インプラントは何でも噛める?
Can chew anything

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インプラントの咬む力は非常に強く、ほとんど何でも噛めます。

何故、そんなに噛めるかというと、インプラントと骨のくっつく様式によるのです。

普通、天然の歯ですと、歯と骨の間に歯根膜という柔らかい組織があって、それを介してくっついています。

歯根膜
▲歯根膜の様子

なので、どんなに健康な方の歯でも多少は動くのです。

ところが、インプラントには歯根膜はなくて、直接骨とくっつきます。なので、骨の中で全く動かず、非常に強い力を発揮してくれるのです。

インプラント

インプラントはチタンでできていて、チタンは骨と直接ストレートに結合する性質があるのです。(オッセオインテグレーションといいます。)

骨と直接くっついたインプラントの上に上部構造という人工の歯をかぶせます。

インプラント自体がしっかり固定されているので自分の歯と同じ様に、何でも噛めるようになります。

ところが、インプラントが噛みにくいということは実際にはあり得ます。

それは、殆んどの場合、インプラントが問題ではなくて、上部構造の形が合っていないことが考えられます。上部構造の形を決める歯科医師の力量が問題ということになります。

当院のインプラントの種類

インプラント

主にスウェーデン製のものを使っています。特に、歯周病になりにくいタイプのものや、強度の強いタイプ骨と早くくっつくタイプなど、患者さんに応じて使い分けています。

当院の上部構造

インプラント

上部構造の種類によって耐久性や審美性が変わります。

セラミックを使用した上部構造→ジルコニアセラミック・オールセラミック・ハイブリッドセラミック

金属を使用した上部構造→金パラジウム合金

よく噛める治療

補綴専門医による治療

よく噛める

インプラントは一度骨とひっついてしまえば、非常に頑丈でびくともしません。

天然の歯であれば、いくら健康な歯であったとしても、少しは動きますが、インプラントは全く動かないのです。

その全く動かないインプラントの上に、かぶせ物をする訳ですから、基本的には固いものも当然かめるはずなんです。

ところが、そのかぶせ物の形が悪いとうまく噛むことができないんです。かぶせ物の形ですが、大事な要件がいくつかあります。

1.しっかり山と谷があり、しわや溝があるか?

⇒噛み合わせの面(咬合面)がフラットになっていると噛めない。

噛み合わせの面にしっかり山と谷があるか?

2.噛み合わせの歯としっかり噛みあっているか?

⇒噛み合わせの歯と山と谷がうまくはまり込んで、食物を粉砕しやすいようにできているか?

噛み合わせの歯としっかり噛みあっているか?

3.咬合平面の左右の高さが合っているか?

咬合平面の左右の高さが合っているか?

⇒咬合平面といって、前歯から奥歯を結んだ平面がありますが、これが左右で高さが違うと、 噛みづらいばかりか、顎の関節の位置異常をまねき、またそれに加え顎に過度の負担をかけることになり、 それらが蓄積すると、将来的には顎関節症になる可能性が大きくなってしまいます。

現実の多くの歯科医師や技工士さんは、これらのことをはっきり理解してなく、補綴学的にはずれた形のかぶせ物を作ることが、残念ながら多いのです。

私どもは補綴の知識をしっかり持った歯科医師が治療しており、また技工士さんにも的確で厳しい注文をしています。

《歯のコラム》

「かぶせ物の形が悪いのは、歯科医師と技工士のどちらに責任があるのか?」という質問をよく受けます。

結論を先に言うと、悪いのは歯科医師です。なぜなら、その理由は

1.もし仮に技工士さんがへただったとすると、歯科医師はそのへた具合をわかってて注文している。例えば、技工の料金が安いからとか。

2.あるいは、歯科医師がその技工士さんがへただということに気付いていない。

3.上手な技工士さんを知らない。(どの技工士さんに依頼するかは歯科医師が決めることなので。)

4.技工士に的確な指示を出せない(それだけの知識や、噛み合わせに対する情熱がない)

硬いものでも噛める

固いものも噛める

「インプラントは本当に硬いものでも何でも噛めるのかな?」と思っておられる方が多いですが、実際に噛めます。

何故噛めるかというと、インプラントの骨とくっつく様式のおかげです。これはオッセオインテグレーションと言います。

インプラントと骨がどんな風にくっついているかというと、生物学的な要因は全くなく、物理的な要因だけでくっついています。

インプラントはネジ状になっているのですが、その表面は、ツルツルしてピカピカした研磨された面ではなく、ざらざらしてラフな面です。そのため、表面積は12倍に増えています。

オッセオインテグレーションのメカニズム
▲ インプラントと骨が結合する仕組み

また、インプラントはチタンで出来ていますから、人間の身体にある骨が、チタンを異物として認識できないので、骨がインプラントに対して成長して、接触するだけです。

生物学的な要因は全く無く、接しているだけです。

では、どうやって接しているのかというと、インプラントの表面はざらざらしていますが、骨の細胞が一個一個入りこむのにちょうど適したざらざら具合なのです。

このざらざらの間に骨の細胞が一個一個入りこんで、密着します。ですから、インプラントと骨がいったんくっついてしまうと、全く動きません。

健康な天然の歯であれば、20才くらいの方でも歯は少し動くのですが、インプラントは全く動かないです。

この全く動かないインプラントを土台にして、その上に人工の歯を被せるわけですから、硬い物も何の問題もなく噛めます。

ところが実際の現場で噛みにくいこともあります。それは被せものの形が悪いためで、直せば噛めるようになります。

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