インプラントとは

[最終更新日]2019年12月19日

インプラントは歯のない所に人工歯根を埋め込みかぶせ物をかぶせる治療法です。
前歯の欠損から奥歯の欠損まであらゆる症例に使います。

上顎・下顎の断面図(説明図)

失った歯を補う方法は入れ歯やブリッジなどもありますが、インプラントは自分の歯のようにしっかり噛むことができることや審美性も高い、他の歯を削る必要がないなどたくさんのメリットがあります。

当院では、ブローネマルク・カルシテック・プラトン・エンポドア・AQB・ITI・プラトンバイオ・アストラテック・オガ等の種類を使用しています。

インプラントのメリット

1.よく噛める
インプラントの噛む力は、天然の歯と同じです。硬い食べ物も、何の問題もなく噛めます。

2.見た目が天然歯と同じ
人工の歯を入れてるということが、全くわかりません。

3.天然歯を守る
インプラントはよく噛めるので、周りの歯の負担を大幅に減らすことが出来ます。その為、天然歯を守ることになります。

4.ブリッジのように、歯を削る必要がない
歯を削らないで済むということは、歯の寿命が大幅に伸びることを意味します。
このメリットはすごく大きいです。

5.入れ歯のように、バネがかかった歯が傷まない
入れ歯は、天然の歯にバネをひっかけて支えます。バネのかかった歯は数年でだめになり、抜かなくてはいかなくなることが多いです。それを繰り返していると、どんどん自分の歯が減っていき、総入れ歯に近づきます。インプラントはこの流れを断ち切ります。

インプラントのメリットについて詳しくはこちら

インプラントの動画

前歯へのインプラント埋入

下あご奥歯へのインプラント埋入

上あご側切歯へのインプラント埋入

1回法・2回法とは?

1回法

インプラントオペ

1回法の場合は、インプラント本体を骨の中に埋め込んだ時に、頭の部分を歯ぐきの上に出した状態で手術を終えます。

そしてインプラントが骨とくっついたらその頭の部分に土台を入れてかぶせ物をかぶせるだけです。当然手術は1回で済みます。

主にチタン100%インプラントの場合に行います。(骨の量が多く、骨の質もいい時に適応になります。)

2回法

インプラントオペ

2回法は、インプラント本体を、完全に歯ぐきの中に埋め込んでしまうやり方です。

完全に骨の中に埋め込んでしまう為、インプラントの頭の部分を出すための手術が必要になります。

その為の手術を2回法における2次手術といいます。2次手術は非常に簡単なため、手術と名はついてますが全然たいしたことはないです。

2回法の適応は、 骨を増やす処置(GBR法)を必要とした場合や、骨が柔らかい方などに適用します。主にHAインプラントの場合に行います。

2次手術について

2回法という方法でインプラントの手術を行う場合の2回目の手術を2次手術といいます。

2回法は1回目の手術で歯ぐきの中にインプラントを埋め込み、インプラントと骨がしっかりと結合するのを3ヶ月〜6ヶ月待ちます。

そして2回目の手術はインプラント本体が完全に歯ぐきの中に埋まっているので、かぶせ物を取り付けるための頭出しをします。その頭出しの手術のことを2次手術といいます。

2次手術ではまず歯肉を切開し、インプラント本体にアバットメントを取り付けます。2次手術は、非常に簡単で外科的刺激(侵襲)も少なく、ほとんど負担にはなりません。

その後型取りをしてかぶせ物を作成します。試適して問題がなければかぶせ物をセットします。

2回法より、1回法の方が簡単で負担も少ないので当院ではなるべく1回法で行うようにしています。ただ、1回法で手術を行うためには十分な骨の量や質が必要で、条件に合わない方も多いため、実際には2回法のケースの方が割合としては多いのが現状です。

即日インプラント(1日で歯が入る)とは?

即日インプラントとは?

手術した日に仮歯まで入れてしまう方法を、「即日インプラント」や「即時荷重インプラント」と言います。

即日インプラントは簡易なインプラントなんですか?と心配される方もいらっしゃいますが、逆に高度な技術とCTなどの整った設備のある医院でしか行えない治療ですのでご安心ください。

通常のインプラントでは3〜6ヶ月のインプラントが骨と結合するまでの治癒期間は食事などに気をつけなければいけませんが、即日インプラントでは手術した日に仮歯が入り、しっかり噛めるので普段通りに食事をすることができます(あまり硬い食べ物は避けてください)。また、審美性が高いなどメリットがたくさんあります。

即日で仮歯を入れるためには色んな条件があります。長いインプラントを埋め込むことができる骨があること、骨質が良好であること(インプラントを埋め込んだ時の力が35N以上である)、連結した方がいい場合など、色々な要因があります。

ノーベルのインプラントは、埋め込んだ時に力が非常に出やすいという特性があります。できる範囲で、即日で行うようにしております。

入れ歯とインプラントの比較

インプラントにした場合のメリット
自分の歯のような感覚で噛む事ができる。
● 噛む力、味覚が低下しない。
歯に金具をひっかけるタイプの入れ歯と違い、両隣の歯に負担をかけることがない。
● 審美性が良好。
● インプラントがしっかり固定すると、顎の骨がやせるのを防ぐ事ができる。

インプラントにした場合のデメリット
● 歯を抜く場合と同程度の手術が必要。(大きな欠点ではない。)
● 体質や疾病(重度の糖尿病など)によっては治療ができない場合がある。
● 保険が適用されない自由診療であるため費用がかかる。
入れ歯より、治療日数が長い(即時荷重インプラントは別)。ただし通院回数は変わらない。

入れ歯とインプラントの比較について詳しくはこちら

ブリッジとインプラントの比較

インプラントにした場合のメリット
自分の歯のような感覚で噛む事ができる。
● 噛む力、味覚が低下しない。
ブリッジのように両隣の歯を削る必要がない。
● 審美性が良好。
● インプラントがしっかり固定すると、顎の骨がやせるのを防ぐ事ができる。
天然歯の負担を減らし、天然歯を守る。

インプラントにした場合のデメリット
● 歯を抜く場合と同程度の手術が必要。(大きな欠点ではない。)
● 体質や疾病(重度の糖尿病など)によっては治療ができない場合がある。
● 費用がかかる。
ブリッジより、日にちがかかる(即時荷重インプラントは別)。ただし回数は変わらない。

ブリッジとインプラントの比較について詳しくはこちら

歯を失ったときに選べる治療法は、インプラントだけではありません。

入れ歯やブリッジでも歯を補うことが可能です。それぞれの特徴を比べて、自分に最も適した方法を選びましょう。

ここでは、インプラントと入れ歯やブリッジの特徴を比較解説していきます。

  インプラント ブリッジ 入れ歯
  インプラント ブリッジ 入れ歯
治療方法 歯茎を切開して顎の骨に穴を開け、土台を埋め込み、人工の歯をかぶせます。 歯を失った部分の隣の歯を削り、橋のように人工の歯を取りつけます。 部分入れ歯は、金属のバネを他の歯に引っかけて装着し、総入れ歯は人工の歯茎ごと歯に装着します。
見た目 天然の歯と同じような見た目の歯を入れるため、歯を失ったことを知られる心配がほとんどありません。 インプラントほど審美性に優れていませんが、天然の歯に近づけることは可能です。その場合は自費診療となるため、費用が高くなります。 部分入れ歯は、金属のバネを天然の歯に引っかけて使用するため、口を開けたときに見えてしまう可能性があります。
噛む力 顎の骨に人工の土台を埋め込むため、天然の歯と同等にしっかり噛めることが特徴です。硬いものでも噛めるため、食生活に支障をきたしません。また、噛む力が重要とされるスポーツをしている方にもおすすめです。 天然の歯よりも多少劣ります。 天然の歯の約20%の力でしか噛めない場合もあり、硬いものを食べることが難しくなります。
味覚への影響 食べ物の味がしっかりとわかります。 粘膜が覆われないため、味覚は変化しにくいでしょう。 口の中の粘膜が覆われるため、味がわかりづらくなります。
他の歯への影響 健康な歯を削ることなく受けられます。 両隣の健康な歯を削る必要があります。 バネのかかる歯に負担が掛かります。
料金 保険が適用されず、1本あたり30〜50万円程度の費用がかかります。 保険が適用されるため、数千円〜2万円程度の費用で済みます。自費診療のものの場合は数万円以上かかります。 保険が適用されるため、数千円〜2万円程度の費用で済みます。自費診療のものの場合は数万円以上かかります。
治療期間

手術方法(1回法・2回法)によって変わりますが、4〜6ヶ月程度です。骨を増やす手術をすると1〜4ヶ月長くなります。

約1〜2ヶ月程度です。 約1〜2ヶ月程度です。
手軽さ 外科手術が必要です。 型どりが必要です。 型どりが必要です。

人工の歯を入れる際には、食事への影響を十分に考慮しなければなりません。満足に食事を摂れなくなると、免疫力が低下し、様々な病気のリスクが高まります。また、誤嚥による肺炎の心配も出てくるため、食事を楽しめる治療法を選ぶことが大切です。

味覚に大きな影響が及ぶと、食に対する興味が失われ、低栄養に繋がります。しっかり噛めないのと同様に、様々な病気のリスクが高まります。

いずれも定期的なメンテナンスが必要なため、ランニングコストがかかることを覚えておきましょう。また、インプラントは料金が高いものの、入れ歯やブリッジのデメリットを抑えた治療法のため、十分に検討することをおすすめします。

歯は使い続けるもののため、手軽かどうかだけで決めるのではなく、それぞれの特徴を踏まえて選ぶことが大切です。

インプラントは入れ歯やブリッジと比べて食事を楽しみやすく、他の歯に負担をかけることもありません。その代わり、歯茎を切開したり顎の骨に穴をあけたりといった外科手術が必要となります。

後々のことや食生活への影響を考えると、インプラントが最良の選択と言えるでしょう。予算や考え方なども含めて、自分に最も適した方法を選ぶことが大切です。

インプラント治療が適している人

以下の条件に該当する方はインプラントがお勧めです。

インプラント治療が適している方

  • 初めて歯を失った方。(最初にブリッジをしてしまうと、総入れ歯の第1歩になるため)
  • 骨がたっぷりある方。
  • ご自分の健康に興味がある方。(インプラントは全身の健康にもつながるからです。)
  • 歯を削りたくない方。
  • ブリッジや、入れ歯の欠点をよく知っておられる方
  • 入れ歯が合わない方や嫌いな方。
  • 自分の歯と同じような感覚で 硬いものを食べたい方
  • 糖尿病、リウマチ、骨そしょう症、心臓病などのない方。
  • ヘビースモーカーでない方。
  • 前歯など審美性が気になる方(インプラントにすると骨も残るのでより見た目が良くなります。)

インプラントの年齢制限について

インプラントの年齢制限

上限に関しては基本的に年齢制限はありません。骨の代謝が残っている限りインプラントは何歳でもできます。

全身の状態に問題がなければ当院では80歳代の方にも多く行っています。高齢でご心配な方には、麻酔科医に来てもらっていますので、安心です。

人生100年時代ですので、できることならいくつになってもインプラントを行い、有意義な人生を送って頂きたいと思います。

年齢制限の下限は、 一般的には骨の成長が止まる20歳頃から行います。15歳未満の患者さんにはインプラント治療は行いません。15〜17歳くらいの方はケースバイケースで行います。

インプラントというと若い人がするイメージはないかもしれませんが、事故などで歯を失ってしまったけれど、若いので入れ歯には抵抗があるという方などがインプラントでの治療をされています。

インプラント治療は年齢だけでなく体力や健康状態も大きく関係してきますので、歯科医とのカウンセリングの中で現在のお身体の状態をお話いただき、治療方法を決めていきます。

インプラントQ&A よくあるご質問

Q. インプラントは何で出来ているのですか?

A. 身体との親和性が高く、骨と結合するという性質を持っていることから、インプラントの材料はチタン、またはチタン合金が主に使われています。


Q. インプラントはどのような構造になっているのですか?

A. インプラントは3つの要素から成り立っています。

インプラント本体・土台(アバットメント)・かぶせ物(上部構造)

1.インプラント本体:あごの骨に埋め込みます。フィクスチャーともいいます。

2.土台(アバットメント):歯のかぶせ物を取り付ける土台です。

3.かぶせ物(上部構造):人工の歯のかぶせ物です。


Q. 歯周病の治療中ですがインプラントできますか?

A. 歯周病の患者さんはインプラントが長持ちしない恐れがあります。そのため歯周病の治療を受けていただいて歯茎の状態が改善してからインプラント治療を行います。

Q. インプラントと入れ歯、差し歯はどう違うのですか?

A. インプラントと入れ歯は歯が抜けたあとの治療法ですが、差し歯はまだ歯の根っこが残っている場合の治療法です。 インプラントが人工の歯根を骨に埋め込んで歯根の代わりにするのに比べて、入れ歯は歯のない部分の両隣の歯にバネをかける等の方法で義歯を支えます。差し歯は残っている歯の根っこの部分に金属やジルコニアで出来た土台を差し込み、その上にかぶせ物をつけます。

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